ペーパーロジックはこのほど、「税理士・会計士におけるインボイス制度対応に関する実態調査」の結果を発表した。調査期間は2022年11月14日~15日、調査対象は税理士・会計士または会計事務所で会計業務を行っている個人、有効回答は101人。
34.0%が「今後相談料を上げる予定」
2022年11月現在、インボイス制度に関する相談・質問が増えてきていると感じているか尋ねると、「非常にそう思う」が32.7%、「ややそう思う」が46.5%となり、計79.2%がインボイス制度に関する相談・質問の増加を実感していた。
インボイス制度に関する相談・質問の内容については、1位「インボイスの登録をした方がいいのか、しない方がいいのかわからない」(56.2%)、2位「インボイス制度がそもそもどのような制度かわからない」(55.0%)、3位「インボイス登録をすると、どのくらいの消費税の納付が生じるのかわからない」(33.8%)となった。
「インボイス制度に関する相談・質問がきたことがない」以外を回答した人に、インボイス制度に関する相談・質問の対応に関して、今後相談料を上げる予定はあるか聞いたところ、34.0%が「ある」と回答。他方、「ない」は30.9%、「わからない/こたえられない」は35.1%となった。
今後のインボイス制度への対応予定については、「インボイス制度に関する個別相談会の実施」が最も多く26.8%。以下、「インボイス制度の対応を目的とした人員の増加」が24.7%、「インボイス制度の質問・相談対応に特化した窓口の設置」が23.7%と続いた。