きょう5日に放送されるフジテレビ系ドラマ『PICU 小児集中治療室』(毎週月曜21:00~)の第9話では、吉沢亮と大竹しのぶが演じる母子の9分半にわたる圧巻のシーンが登場する。
第9話で描かれるのは、相思相愛の母と息子の物語。すい臓がんを患う母・南(大竹)を最先端の医療機関で診てもらうため、武四郎(吉沢)は南を連れて東京へ向かう。
「とにかく息子を愛しいと思うこと、そこだけです」と語っていた大竹。南として、海よりも深く、北海道よりも大きな愛で武四郎を見守り続けてきた。たくさんの愛情を注がれて育った武四郎にとっても、女手一つで育ててくれた南はかけがえのない大好きな母ちゃん。吉沢と大竹は今作で初共演でありながら、互いに「自然に親子になれている」と喜びのコメントを寄せる。
そんな確固たる信頼関係でつながる2人がこのほど、家族愛の集大成ともいえる第9話のシーンを撮影。PICU科長・植野元(安田顕)の紹介で、すい臓がんの権威の医師に診てもらうことになった南。最後の頼みの綱である東京での再検査。緊張の面持ちの武四郎と違って、南はどこか浮かれて東京観光にでも来たような雰囲気で…。この中で、9分半にわたる圧巻の夕食シーンが登場する。
金城綾香プロデューサーは「武四郎と南の夕食のシーンは、ロケ場所にカメラを3台設置し、お芝居を止めずに頭から最後まで収録しました。このシーンは、ほぼノーカットで編集しています。収録場所とモニターが隣同士でしたので、物音を立ててはならず、こんなに涙を流すのをこらえた約10分は、自分の人生の中で初めてだったと思います。南が語る本心と、武四郎が語る本心は、どちらも相手を想うからこそのもので、どの言葉もどの表情も、胸に迫るものがありました」とコメントしている。
(C)フジテレビ