アメリカン・エキスプレス・インターナショナル、Inc.は12月1日、冬のホリデーシーズンに関する意識調査「Amex Trendex」の結果を発表した。調査は10月11日〜18日、7カ国(日本、オーストラリア、カナダ、インド、メキシコ、英国、米国/米国2000人、日本を含めたその他の国は各1000人ずつ)を対象に行われたもの。
まず、年末年始は誰と過ごす予定か聞いたところ、世界7カ国の平均では、「家族」が87%、「恋人」が40%、「友人」が37%となり、家族以外の相手と過ごす人も多い傾向が見られた。一方で、日本では90%が「家族」と回答。「恋人」は4%、「友人」は6%となっている。(図1参照)
年末年始には何にお金を使う予定か尋ねてみると、日本では52%が「外食」、32%が「グルメ食品」と食関連の支出が上位2位を占めた。
また、年末年始にギフトとしてプレゼントされたら嬉しいものについての質問でも、日本では「現金」(35%)や「旅行体験」(34%)を抑えて「グルメ食品」(38%)を支持する回答者が最も多い結果となっている。
年末年始の買い物はどこでするかという質問に対し、世界7カ国の平均では「オンラインストア」が80%、「実店舗」が74%となった。一方で、日本では「オンラインストア」が61%であるのに対し「実店舗」は81%に。
また、世界7カ国の平均では、「フェイスブック」(19%)や「インスタグラム」(19%)などソーシャルメディアによる買い物も一定数支持されているのに対し、日本では「フェイスブック」は3%、「インスタグラム」は5%にとどまっている。
地域に根差した小規模のお店など「街のお店はいま厳しい状況にあると 思う」と回答した人は、世界7カ国の平均では約75%、日本においても50%近くにのぼった。
「街のお店で年末年始の買い物をしたい」と回答した人は日本で40%。「街のお店で購入したいホリデーギフト」は、日本では「焼き菓子」(39%)、「衣服やアクセサリー」(29%)、「年末年始のおもてなしのプレゼント」(27%)がトップ3となった。
「この冬のホリデーシーズンの旅行は、前回ほど新型コロナの影響を心配していない」と答えた人は世界7カ国の平均で75%にのぼったが、日本では52%と最も低い結果に。半分以上の人たちが警戒を緩めるなど需要の回復傾向を見せつつも、世界と比較すると日本では依然として心配する人が多い傾向が見られた。