医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアは、「2022年 医師が選ぶ 今年の漢字一文字」「医師が選ぶ 来年の漢字」を12月1日に発表した。調査は11月9日~10日、医師専用コミュニティサイトMedPeerに会員登録をする医師3,020人を対象に、インターネットで実施した。
今年の漢字一文字の1位は「禍」(189票)だった。「コロナ感染に加え、円安になるし禍が続いている」(60代、一般外科)、「サル痘や梅毒などの感染症例が増加しているから」(50代、精神科)、「ロシアの戦争など」(60代、呼吸器内科)といった理由が多かった。
2位は「忍」(118票)となった。理由は「一般世間では会食、旅行が解禁になっているけれど、医療界ではまだまだこれらを我慢・自粛している状態」(50代、消化器外科)、「世の中がポストコロナに動き出す中で医療に負担・しわよせが来ているので」(50代、循環器内科)といったものだった。
3位は「乱」(116票)だった。「コロナワクチン接種や発熱外来、全数把握や届け出など次から次に変更があり、現場が混乱した1年だったように思う」(60代、小児科)、「いろんな常識が崩れて変容が多かったので」(50代、整形外科・スポーツ医学)などの声があがっている。
4位は「戦」(108票)、5位は「耐」(103票)だった。
続いて、医師が選ぶ「来年の漢字」の1位は、「明」(317票)だった。「これからの医療の世界が明るく高齢者も若い人も明るい笑顔で過ごせるようになればいいなと思います」(40代、整形・スポーツ医学)、「戦争が終結して、世界が明るい未来になればよい」(50代、皮膚科)などのコメントが寄せられた。
2位は「安」(171票)だった。「以前のように安定してCOVID-19以外の診療に集中できるようになってほしい」(40代、一般内科)、「安定して安心の医療が提供できることを期待したい」(30代、麻酔科)、「物価が安くなるように」(30代、精神科)といった声が集まった。
3位は「平」(90票)だった。理由としては「平常状態に戻ってほしいため」(40代、眼科)、「平穏で、穏便にという意味で」(60代、放射線腫瘍科)というものだった。
4位は「楽」(87票)、5位は「穏」(85票)だった。