リンナイは11月30日、「冷え・ヒートショック」に関する意識調査の結果を発表した。調査は10月15日〜17日の期間、20代〜60代の男女2,350人を対象に医師の早坂信哉先生による監修のもと行われたもの。
普段の入浴方法について聞いてみると、湯船の温度に関しては、「40℃」が34.4%で最も多い結果に。地域別にみると、入浴温度(平均)が最も高かったのは「鳥取県」で41.2℃、次いで「北海道」「千葉県」が各41.1%で続いた。
次に、入浴する際に湯船に何分間浸かる事が多いか尋ねてみたところ、「10分〜14分」が32.3%で最も多かった。地域別でみると、入浴時間(平均)が最も長かったのは「栃木県」で15.6分となり、以下「岩手県」が15.5分、「大分県」が14.8分で続いた。
入浴のタイミングについては、就寝の3時間以上前が37%で最も多い結果となっている。早坂先生によると、体温が下がったタイミングでスムーズに入眠することができる事を考慮し、就寝の90分前が理想とのこと。理想のタイミングに入浴している人は14%にとどまっている。
次に、自宅で冷えが気になる場所について尋ねてみた。すると、「脱衣所・洗面室」が54%、「トイレ」が45%、「浴室」が35%で上位となった。
暖房器具の悩みを聞いたところ、「光熱費が高い」が68%で最も多かったほか、入浴をシャワーだけで済ませる事が増えたという人は21%にとどまった。
早坂先生によると、シャワーは15分間の使用で浴槽入浴とほぼ同じ量のお湯を使う事になるため、2人以上の場合は浴槽入浴の方が経済的とのこと。また、家族が多い場合には、分散せずになるべく短時間に集中して入浴する事が望ましいとされる。