リンナイは11月30日、「冷え・ヒートショック」に関する意識調査の結果を発表した。調査は10月15日〜17日の期間、20代〜60代の男女2,350人を対象に医師の早坂信哉先生による監修のもと行われたもの。
冬に気になる身体の不調について聞いたところ、「冷え」が54%で最も多い結果となった。男女別では、男性が42%であるのに対して女性は67%となり、女性に多い傾向が見られた。地域別では、滋賀県と熊本県が最も多く、一方で富山県が最も少ない結果となっている。
また、1日の中で特に冷えを感じる時間帯として、「就寝前」(59%)や「起床時」(51%)が多く挙げられた。さらに、冷えが原因と考えられるつらい症状については「不眠」(37%)や「肩こり」(36%)が多かった。
冷えに悩む人に、どのような対策を行っているか尋ねてみた。すると、最も多かったのは「温かいものを食べる」で60%となり、以下「暖房器具を使用する」が58%、「入浴する(全身浴)」が51%で続いた。
一方で、冷え対策の悩みについて聞いたところ、「効果がない」(28%)や「続かない」(23%)といった回答が多く見られた。また、「風呂場が寒く身体が冷えてしまう」「湯につかっているとのぼせてしまう」などの意見も挙がった。
早坂先生によると、身体を温め血流を改善させる事が冷えの基本対策であり、全身を直接温める「入浴する(全身浴)」が、最も効果的とのこと。また、特に冷えを感じる事の多い就寝前の正しい入浴方法を知り、習慣化することが大切であるとしている。
また、冷え対策の最適な入浴温度は40℃で、理想の入浴方法は、十分身体が温まりかつのぼせない「40℃で10分間の全身浴」とのこと。入浴のタイミングは体温が下がったタイミングでスムーズに入眠する事ができる、就寝の90分前が理想としている。