Discordのコミュニティサーバーには、さまざまなユーザーが訪れます。スパムメッセージや特定のキーワードを含んだメッセージが投稿された場合に、「Automod」で自動的にブロック(非表示)するように設定しておきましょう。Automodでは、「メンション付きのスパムをブロック」、「スパムコンテンツをブロック(英語のみ)」、「フラッグされることの多い語句(英語のみ)」のほか、そのサーバーで使ってほしくない「カスタムキーワードルール」を設定できます。

ブロックに該当したメッセージは、サーバーに表示されないだけでなく、アラートを送信(テキストチャンネルへの投稿)してメンバーに知らせたり、そのメンバーの投稿を時間制限したりできます。対応については、それぞれオプションで選択できます。

Automodはコミュニティサーバーで使える機能です。海外のユーザーが訪れることもあるため、英語のみに対応する項目も設定しておくと安心です。また、Automodの設定は執筆時点でPC版のみ対応となっていますが、スマホからの投稿に対しても有効になります。

Automodで「メンション付きのスパムをブロック」する

あるユーザーがロール、またはユーザーに対して過剰な数のメンションを送ったとき、そのメッセージをブロック(非表示)にする機能です。メンションの対象が最大数を超えた場合にブロックします。

  • コミュニティサーバーで「サーバー設定」をクリックします

  • 「Automod」を選択すると、4つの項目が表示されます。「メンション付きのスパムをブロックする」をクリックします

  • 1人のユーザーがいくつメンションを送れるかを設定します。対応は「メッセージをブロック」(表示しない)、「アラートを送信」(指定したチャンネルになぜブロックされたかなどを表示」、「Timeout member」(そのメンバーを指定した時間使わせない)。複数選択も可能です

  • 「アラートを送信」にチェックした場合、アラートを表示するチャンネルを指定して「保存」します

  • 「Timeout member」にした場合、そのメンバーが書き込めない時間を指定して「保存」します。最大で1週間、テキスト、ボイス、ステージチャンネルが使えなくなります

  • すべて指定したら、「変更を保存する」をクリックします

「スパムコンテンツをブロック」する

スパムと疑われるメッセージがあったら、メッセージをブロック、またはアラートを送信します。現在は英語のみに対応しています。

  • 上記の手順で「Automod」を開き、「スパムコンテンツをブロック」をクリックします

  • 「対応を選択」で利用する対応にチェックを付け、「変更を保存する」をクリックします

「フラッグされることの多い語句」をブロックする

「過度に卑猥な言葉」、「侮辱語、差別語」、「性行為を連想させる描写」が書き込まれたとき、メッセージをブロック、またはアラートを送信します。現在は英語のみに対応しています。

  • 上記の手順で「Automod」を開き、「フラッグされることの多い語句」をクリックします

  • 「語句のタイプを選択」で項目にチェックを付け、「対応を選択」で対応を選んだら、「変更を保存する」をクリックします

「カスタムキーワードルール」を設定する

コミュニティにふさわしくないキーワードなどを登録しておくと、メッセージをブロック、アラートを送信、メンバーをタイムアウトできます。日本語に対応しており、「,」で区切ることで複数のキーワードを設定できます。

ただし、現在は「キーワードのみの文章」または「半角スペースが語尾に付いた文章」のみがはじかれます。例えば、「まずい」を設定すると、「まずい」のみのメッセージはブロックされますが、「まずい店」だと表示されます。「まずい(半角スペース)店」はブロックされます。部分一致には「"」を付けるように記載されていますが、筆者の環境ではできませんでした。

  • 上記の手順で「Automod」を開き、「カスタムキーワードルール」をクリックします

  • 「語句を選択」にブロックしたいキーワードを入力し、「対応を選択」で対応を選びます。「変更を保存する」をクリックします

  • 指定されたキーワードを投稿すると、ブロックされます。タイムアウトが指定されていると、同時にダイアログが表示されます

  • 「アラートを表示」にチェックを付けていると、指定したチャンネルにユーザー名と日時、ブロックされたキーワードが表示されるようになります

  • タイムアウト中、モデレーターはユーザーがタイムアウトされている表示(赤いマーク)を確認できます