oricon MEは12月1日、2022年 オリコン顧客満足度調査の結果を発表した。「携帯キャリア」部門ではドコモが首位を獲得。オンライン専用プランを評価する「キャリア格安ブランド」部門ではソフトバンクのLINEMOが1位となった。
オリコン顧客満足度調査は、2006年から、さまざまな業種・業態のサービスの満足度を、特定の企業や個人から受託した調査ではなく、第三者の公平な立場から独自に調査したもの。最新のランキングは191分野にわたり、延べ320万人が調査に参加している。
メインブランドの「携帯キャリア」部門はドコモが総合1位
携帯キャリア部門の調査は、過去1年以内にスマートフォン/フィーチャーフォンの新規契約/機種変更/キャリア乗り換えのいずれかを行い、現在メインで利用している全国の18~84歳までの利用者7,909人を対象として、2022年8月1日~8月23日の期間にインターネットのアンケートを利用して実施した。「加入手続き」「初期設定のしやすさ」「繋がりやすさ」「料金プラン」「端末のラインナップ」「コストパフォーマンス」「サポートサービス」「付帯サービス」の8項目を調査し、各項目を重要度によって掛け合わせ、他者推奨得点を加味してランキング化している。
ランキングは次の通り。
順位 | サービス名 | 得点 |
---|---|---|
1位 | docomo | 65.8 |
1位 | 楽天モバイル | 65.7 |
3位 | SoftBank | 64.5 |
4位 | au | 62.9 |
ドコモは「繋がりやすさ」「サポートサービス」で1位。他の項目も安定して2位を獲得しており、その安定感で総合1位となった。楽天モバイルは6部門で1位となったものの、「繋がりやすさ」「サポートサービス」で最下位となったのが響いた格好だ。
SoftBankは昨年の得点と比較した際の伸びは4社中でもっとも高かったが、順位としては3位に。auは7月に発生した大規模通信障害の記憶が新しいタイミングでの調査だった影響もあってか、「繋がりやすさ」でポイントを落とし、4位という結果になった。
オンライン専用プランは「LINEMO」が総合1位
各社のオンライン専用プランであるahamo/povo/LINEMOを評価する「キャリア格安ブランド」の調査は、過去1年以内に各プランの新規契約/プラン変更/キャリア乗り換えのいずれかを行い、現在メインで利用している全国の18~84歳までの利用者2,318人を対象として、2022年8月1日~8月23日の期間にインターネットのアンケートを利用して実施した。調査項目は携帯キャリア部門の8項目から「端末のラインナップ」を除いた7項目。
ランキングは次のとおり。
順位 | サービス名 | 得点 |
---|---|---|
1位 | LINEMO | 72.2 |
2位 | povo | 71.9 |
3位 | ahamo | 70.5 |
項目別ではLINEMOが4項目、povoが2項目、ahamoが1項目で1位となっている。総合ランキングも部門1位の獲得数そのままで、LINEMOが1位、povoが2位、ahamoが3位。LINEMOは「加入手続き」「サポートサービス」といったサポート面と「初期設定のしやすさ」「繋がりやすさ」の使いやすさ面、povoは「料金プラン」「コストパフォーマンス」の費用面のメリットが評価されている。