エクスペディアグループは、日本を含む17地域、2万4,000人の旅行者と業界のスペシャリストを対象に2023年の旅行トレンドに関する調査を行った。
2022上半期までは行動制限に伴い、ニューノーマルな旅が主流だったが、徐々に規制も緩和され、2023年のトレンドはノーノーマルの旅になるという。そこで、2023年に注目したい旅先と、エクスペディアを利用してお得に予約するコツを紹介する。
2023年は自由な旅行を楽しむ"ノーノーマル"な旅がトレンドに
2022年秋より、新型コロナウイルス感染防止に伴う行動規制が緩和され、何の制限もなく自由に旅行を楽しめる状態に戻ってきた。
コロナ禍においては、密を避けるために自然やアウトドアを楽しむ旅行や、リモートワークやワーケーションなどのニューノーマルな旅行が生まれた。しかし、2023年には個人が本当にやりたいことを楽しむ"ノーノーマル(No Normal)"な旅行がトレンドになるという。
ストリーミングサービスの影響で旅行先を選ぶ人が増加
調査によると、旅行におけるストリーミングサービス(Netflix、Amazonプライム・ビデオ、Apple TVなど)の影響がソーシャルメディアを上回ったことが分かった。
コロナ禍のため家で過ごす時間が長くなり、同サービスを使って番組や映画を見ることが多かったからか、友人や家族からのアドバイスと同じくらいの影響力があるという。
実は筆者もそうで、コロナ禍に見た韓国ドラマ『ヴィンチェンツォ』(ロゴスフィルム)のロケ地や、『ストリート・グルメを求めて:アジア』で登場した飲食店を韓国旅行解禁のタイミングで巡った。画面で観ていたあの場所に行けたときの気持ちはひとしおだった。
世界各国の大都市の人気が再燃
コロナ禍で移動が制限された直近の2年間は、国立公園や自然豊かな地域への旅行が注目されていたが、文化の中心地である大都市への人気が高まっている。
エクスペディアの調査によると1位「エディンバラ(スコットランド)」、2位「リスボン(ポルトガル)」、3位「東京(日本)」、4位 「ダブリン(アイルランド)」、5位「ニューヨーク(アメリカ)」という結果だった。
心と身体を重視するウェルネストラベル
ウェルネストラベルは、ここ数年注目されているが、2023年はより重視する傾向にあるという。
ゴルフなどの各種スポーツや座禅などの定番アクティビティよりも、森林浴や果物の収穫体験などの一風変わったアクティビティの人気が高まっている。
お得でユニークな三ッ星ホテル
数年、思うように旅行に行けなかったこともあり、一度に豪華な旅行をするよりも、回数を増やしたいと思っている人が多いという。
そこで、注目されているのが特徴のあるホテルや、コストパフォーマンスに優れたホテルだ。メキシコ・トゥルムの「ウーナ ヴィーダ」や、フランス・パリの「ママ シェルター」など。このエリアの旅行を計画している人はチェックしてみてはいかがだろうか。
エクスペディアでお得に予約するコツ
抑えるところは抑えて、旅先で節約しないで済むように、エクスペディアの担当者にお得に予約するコツを教えてもらった。3つの簡単ステップで予約できるので、試してみてほしい。
1.エクスペディア会員になって予約する
メールアドレスの登録とパスワードの設定で「エクスペディアの会員」になることができる。ほとんどの施設で会員価格を設定しているため、会員になると最低でも10%の割引がある。
2.エクスペディアアプリから予約する
エクスペディアには、webサイトとアプリがある。アプリでの予約はモバイル価格が適用される。さらに、予約時にポイントが2倍貯まり、貯まったポイントで次回予約を割引することも可能だ。
3.ホテルと航空券のパッケージで予約する
エクスペディア上ではホテルの予約、航空券の予約を各々することもできるが、まとめて「航空券とホテルのパッケージ」を組むことで、ほとんどの場合費用を抑えられる。
上記を踏まえて、同日程、同じホテルで非会員/会員の金額を調べてみた。
写真前後で見比べてみてほしいのだが、1泊あたりの料金が上の2つのホテルは約10%安くなっているのが分かる。
セール価格適用商品は変わらないようだが、通常予約の場合は会員登録をするだけで金額が変わってくる。メールアドレスのみで登録できるのだから、これは登録しない手はなさそうだ。
また、担当者によるとパッケージ予約の割引率は、日本から遠ければ遠いほど、またリゾート地はお得に設定されている可能性が高いとのこと。