菅公学生服は、「学生時代に流行っていた制服の着崩し(2)」に関する調査データを11月29日に公開した。同調査は6月、10~60代の男女1,200人を対象にインターネットにて実施された。
10~60代の男女を対象に、学生時代の制服着崩しの有無を尋ねたところ、全体平均では制服を着崩して着ていた経験が「ある」と回答した人は45.8%。それに対し、年代別にみると、30代は着崩し経験「ある」とい回答した人が56.5%と全体平均に比べ10ポイント以上高いという結果になった。
制服を着崩していたと回答した人を対象に、着崩しの理由を尋ねると「流行だったから」(40代で54.6%、30代で51.3%)が最も多く、次に、「おしゃれのため」「皆がしていたから」「スタイルをよく見せるため」があがった。
年代別の学生時代に流行った制服の着崩しは、10代~40代は「スカートを超ミニにする」が上位であったが、50代・60代になると「くるぶし丈の長いスカート」が上位にランクインしていた。「スカートの下にジャージをはく」という着崩しは10代~30代であり、「ルーズソックス」は、30代・40代の流行としてランクインし、「ズボンをずらして腰パンにする」は20代・30代でみられた。
本調査を受けて、近年、一昔前ほど過度な着崩しをする生徒が少なくなったと言われているが、その背景には制服が多様化して着崩しをする必要性がなくなったり、生徒自身も「着崩しすぎるとかわいくない」という価値観に変化したりしているためと分析している。