リクルートが運営するニュースサイト『SUUMOジャーナル(スーモジャーナル)』は、「小田急線沿線、家賃相場が安い駅ランキング! 2022年版」を11月29日に発表した。
同調査は7~9月の期間、小田急線3路線で駅徒歩15分以内にあるシングル向け物件(専有面積10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DK)の家賃相場を調査した。家賃はSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む月額賃料から中央値を算出(3万円~18万円で設定)している。
1位は神奈川県座間市に位置する「小田原線・座間駅」で、家賃相場は4万円。各駅停車と快速急行を乗り継ぎ、新宿駅までは50分前後で行くことができる。
さらに、座間駅から徒歩約15分のJR相模線・入谷駅から電車で南下すると約30分で湘南エリアを代表する駅・茅ヶ崎に行くことができるので、休日に海辺で遊びたい時も便利なロケーションといえるとのこと。また、ショッピングモールや映画館といった商業施設が充実した海老名駅まで座間駅から1駅・約3分という点も魅力。
2位は「小田原線・鶴巻温泉駅」で家賃相場は4万3,500円。神奈川県秦野市に位置し、新宿駅まで快速急行で約1時間10分、反対方面の終点でもある43位の小田原駅までは急行で約28分で行くことが可能。
北口側には温泉宿2軒に加え、日帰り温泉施設1軒ある。日帰り温泉施設は市営で市内在住・在勤だと割安で利用できるので、仕事の疲れがたまった際など気軽に立ち寄ることもできるという。
3位には東京都町田市にある、「小田急線・玉川学園前駅」が家賃相場4万4000円でランクイン。通勤準急や各駅停車で新百合ヶ丘駅に行き、通勤急行や快速急行に乗り換えると新宿駅まで40分前後で行くことができる。また、新宿方面に向かって3駅目の新百合ヶ丘駅や、逆方面に1駅目の町田駅は大型商業施設が充実し、ショッピングに出掛けやすい好立地とのこと。
トップ20に多摩線から唯一、ランクインしたのは17位の「唐木田駅」。多摩ニュータウンの一角、東京都多摩市に位置し、家賃相場は5万円。小田急線の新宿駅~多摩線の唐木田駅を乗り換えなしで結ぶ直通列車も運転しているおかげで、唐木田駅から新宿駅まで急行1本で約42分。
唐木田駅は多摩線最西端で始発駅のため、通勤時間帯でも座りやすいというメリットがある。また、京王相模原線と多摩モノレールに乗り換え可能な小田急多摩センター駅までは1駅とショッピングモールや映画館もある多摩センター駅周辺に出掛けやすいのも魅力とのこと。
この結果を受けて、急行が停まるような有名どころだと街も発展しているため家賃相場は高めという結果に。だが、同じ小田急電鉄の沿線ならば、このような駅にもアクセスしやすいため、狙った駅に近い各駅停車駅に住んで家賃を抑えつつ、休日は近隣の商業施設が豊富な街へ出掛けるのも一案かもしれないという。