鉄道・運輸機構は30日、日本鉄道建設公団(現在の鉄道・運輸機構)によって建設された京葉都心線(東京~新木場間)の開業から34年を迎える12月1日に、当時の工事の様子を紹介するYouTube動画「京葉都心線 -その新しい技術-」を公開すると発表した。

  • YouTube動画「京葉都心線 -その新しい技術-」を12月1日15時から公開(提供 : JRTT鉄道・運輸機構)

京葉線は、日本鉄道建設公団が建設した路線で、東京~蘇我間(約43km)などを結び、現在も東京湾岸地域における通勤輸送の要として活躍している。「京葉都心線」は京葉線の東京~新木場間(約7.4km)を指し、それまでJR総武線と地下鉄東西線のみであった湾岸エリアの通勤ルートを充実させ、混雑を緩和させるために建設された。

新木場~西船橋間の開業から丸34年を迎える12月1日、都市の厳しい制約を乗り越え、「京葉都心線」をつくりあげた技術者たちの記録としてYouTube動画を公開する。

  • 八丁堀駅建設 (提供 : JRTT鉄道・運輸機構)

  • 夢の島橋りょう仮設工事 (提供 : JRTT鉄道・運輸機構)

建設にあたっては、工事を安全に進めるためのさまざまな新しい技術を採用しており、動画では中高層ビルが並ぶ市街地の地下で進められた八丁堀駅の建設と、交通量の多い首都高湾岸線や運河と立体交差した夢の島橋りょうの仮設工事について紹介している。