PayPayは11月30日、「SNSでのトラブルにご注意ください」と題した注意喚起のメッセージを公式サイトに掲載した。

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SNS上で“アルバイトの勧誘”を装って接近する詐欺事例について周知している。業務に必要だとして指定のアプリをインストールさせて商品を売りつける事例や、報酬受け取りのために必要な手続きだとしてPayPay残高を送金させる事例が確認されている。

なかには直接的な金銭目当てではなく、PayPayのアカウントそのものやログインに必要な情報をだまし取ろうとした事例もあったという。一般論として、このような決済アカウントや口座などの不正取得を狙うケースは詐欺や資金洗浄など別の犯罪に悪用されるリスクが大きい。

同社は「ログインに必要なIDやパスワード、SMS認証コードなどを第三者に共有しない」「これまでにやり取りがある相手であっても、氏名・携帯番号・固定電話番号・住所などで相手を十分に確認し、確認できない場合や少しでも怪しい場合は取り引きをしない」といった注意を呼びかけている。また、PayPayアプリ内の「アカウント」→「セキュリティとプライバシー」→「ログイン管理」の設定画面では、自端末以外からのログイン履歴の確認やログアウトができる。乗っ取りの不安や心当たりがある場合は確認してみると良いだろう。