楽天モバイルは11月28日、コミュニケーションサービス「Rakuten Link」の利用規約を12月5日付けで改定するとして、変更内容をユーザーに対して告知した。
Rakuten Linkは、楽天モバイルの売りのひとつである国内無料通話や海外から日本への無料通話のほか、メッセージ送受信、キャリアメール(@rakumail.jp)などの機能を担うコミュニケーションアプリ。現時点で提供されている機能はいずれも無料で利用できる。
今回の規約変更における注目点は、「利用料」に関する内容が追加され、有料機能の提供を見越した内容となっていることだ。追加された条項(第5条)には以下のように書かれている。
Rakuten Link コミュニケーションサービス利用規約 第5条(利用料) |
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1.本サービス利用者が別途合意する場合、本サービス又は本アプリの利用に関して、本サービス利用者に当社に対する料金等の支払い義務が発生する場合があります。 |
2.前項の支払いは、両者別途合意する場合を除き、本サービス利用者が本サービスを利用するために必要な本サービス利用者と当社との間の楽天モバイル回線契約に定める当該楽天モバイル回線契約の利用料の支払いに関する規定が準用されるものとします。 |
(条文は楽天モバイル公式サイトより引用)
なお、楽天モバイルは本件について、現在提供しているRakuten Linkの各種サービスの有料化を意図したものではなく、あくまで将来的な有料サービスの追加を想定した規約変更だと説明している。
実際、条文を読み解いても料金の支払いが発生するケースは「本サービス利用者が別途合意する場合」と書かれており、Rakuten Linkそのものが有料になるわけではなく、有料のオプション機能を利用する際に別途同意を得る流れと捉えられる。