Gakkenは11月29日、「学研のえほんずかん」シリーズから、『パンダのずかん』(1,430円)を全国の書店・ネット書店にて発売した。
1972年に、東京・上野動物園にジャイアントパンダのカンカンとランランがやってきて、今年で50年。2022年はパンダ来日50周年のアニバーサリーイヤーで、パンダに注目が集まっている。
同書は、色鉛筆のやさしいタッチで描かれたパンダだらけの絵本図鑑。パンダの本はたくさんあるが、細密なイラストでパンダだけをまるごと1冊扱ったものはなかなかない中、同書はすべて手描きの色鉛筆画を200点収録。あたたかみのあるタッチで、イラストだから細かいところもよくわかるという。
リアルなイラストであるため、写真ではわかりにくいところも、細部までじっくりと見ることができる。パンダの手には第6の指といわれるでっぱりがあるが、そのパンダの手も、てのひらのイラストで、写真よりもよくわかるようになっている。優しい色鉛筆のタッチで、パンダの赤ちゃんのふわふわとした毛のあたたかみも感じられるという。
パンダの顔はそっくりに見えるが、よく見ると目の周りの模様や顔の形は異なる。「シャンシャンの顔はどれダ?」コーナーでは、シャンシャンの目の周りの模様はそらまめの形、結浜は頭のてっぺんにちょこっととんがりがあること、タンタンは目の周りの模様が桜の花びら型などなど、並べて違いを比較できる。
シャンシャンは2022年現在5歳。「パンダのいっしょう」コーナーでは、生まれてからおじいちゃん・おばあちゃんパンダになるまでを紹介し、「シャンシャンは大人パンダなんだ」「シャオシャオとレイレイはどれくらい?」など、動物園のパンダのことがわかるような構成としている。
動物園の人気者・レッサーパンダと、パンダことジャイアントパンダの比べたコーナーも掲載。2種は名前が似ているだけで、ほかは全然ちがうと思いがちだが、実は「竹を食べる」「木登りが得意」などの共通点もあるとのこと。
パンダが日本にきて50周年、たくさんの人びとを笑顔にした日本のパンダたちが大集合したページも設けた。
監修は、『学研の図鑑LIVE』『ざんねんな生きもの事典』など監修書籍多数の動物学者、今泉忠明先生。イラストは、フェリシモ 「YOU+MORE!」などでリアルかわいい動物グッズのイラストを手がけるrokoさんが担当した。