カルチュア・コンビニエンス・クラブは「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」(現:リッチモンドホテルプレミア東京押上)において、CCCグループとして初めて、ホテルのワンフロアの空間デザインを手がけた。
CCCグループがホテルワンフロア全体の空間デザインを行ったのは、13階「コンセプトフロア」。「Club "Culture"」をコンセプトに、「BOOK」「映像」「ゲーム」「JAPAN」と各部屋それぞれテーマを設定した。本や家電などCCCグループの強みを活かしデザインしている。
廊下など共有部のアートもディレクション。フロア全体で"カルチャー"を体現し、"体験し、楽しむ"ことができるような仕様とした。
「銀座 蔦屋書店」は、「Playful Art」をテーマに共有部のアートディレクションを行った。ワクワクするアートを見て感じて、遊び心を取り戻すようなきっかけになるアート作品を「銀座 蔦屋書店」ならではの目線で提案する。
13階に降りると、ここでしか見ることができない数々のアート作品が現れる。改装のコンセプトに合うポップカルチャーの先駆者である人物を、三澤亮介が色彩豊かに描いたユニークな肖像画も展示。お部屋へとつづく廊下には、押上の風景を舞台に写真撮影とその画像投影、シルクスクリーンといった複数の工程で制作され時間の重なりが感じられる増田将大の作品が並ぶ。
13階のエレベーターホールにある書棚のブックディレクションのテーマは「江戸から東京へ」。江戸から東京へと変化する一連の流れをシンボリックな作家のアートブックを軸に提案する。
BOOKがコンセプトの客室は3タイプ用意。「アート」「旅」「こども」「食」と4つのカルチャーに着目し、TSUTAYA・蔦屋書店ならではの切り口で選書した「本を読める客室」となる。
「Standard Book Room(現スーペリアツインルーム)」(27,000円~/定員1~4名)には、ヴィジュアルの美しい本や、短い滞在でも読みきれる本を用意。「The Premium Book Room(現デラックスツインルーム)」(41,000円~/定員1~4名)、「The Royal Book Room(現プレミアツインルーム)」(37,000円/定員1~3名)は、4つのカルチャーすべての本を読むことができる。
コンセプトルーム「趣味」は2タイプ。蔦屋家電エンタープライズがセレクトした家電が備わった「趣味」がコンセプトの客室では「映像」「ゲーム」をテーマにした部屋を用意する。
「Box Theater Room(現シングル・ダブルルーム)」(14,000円~/定員1~2名)は、約85インチの画面をプロジェクターで壁面に投影し、ベッドに横たわりながら自分だけの空間で映像体験を楽しめる。
「Trial Gaming Room(現モデレートダブルルーム)」(15,500円~/定員1~2名)には、人気のPCゲームを存分に楽しめるスペックの機材を用意。ゲーミングモニター、チェア、ヘッドフォン、ライティングにもこだわり、人目を気にせずゲーム体験に集中できる。
コンセプトルーム「JAPAN」の部屋は、「JAPAN」をコンセプトにした「Modern Japanese-style Room(新規コネクティングルーム)」(42,000円~/定員1~4名)。茶室のエッセンスを取り入れた和室と洋室の快適性を兼ね備えた和モダンなインテリアで、日本文化と伝統をより身近に感じながら過ごすことができる。
5階には、カフェとしてもオフィスとしても使用できる「SHARE LOUNGE 押上」がホテル初出店。12月27日から受付を開始予定。