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【この記事のエキスパート】
住まいづくりナビゲーター/一級建築士・インテリアコーディネーター:神村 さゆり
住宅メーカー、ゼネコン設計部、設計事務所等で約300棟の新築設計実績と現場代理人女性としては希少な現場監督経験を生かしリフォーム物件も約70棟手がける。
住宅や暮らし方、環境整備をテーマに、これまで一般企業研修・公的機関・学校等にて講師としてこれまで述べ5000人以上を指導。
整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト資格認定講師として800名余の資格者を認定。また資格試験対策として二級建築士やインテリアコーディネーターの受験指導も行っている。手描き図面やイラストでのプレゼンにも定評があり、多くの文具を試してきた。
多趣味が高じて醗酵教室や手抜き家事教室を開催し好評を得ている。
子ども3人。A型・獅子座
DIYでアクリル板を始めて使う方必見!本記事では、そもそものプラスチックの種類や、アクリル板のDIY活用例、おすすめのアクリル板などをご紹介。初心者向けに、加工しやすい商品などを紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
プラスチックの種類
プラスチックには、大きく分けて「熱硬化性樹脂」「熱可塑性樹脂」の2種類があります。
熱硬化性樹脂
熱硬化性樹脂のプラスチックは、熱で硬化(硬くなる)する特徴があるプラスチックのこと。
熱を加えることで、分子に化学反応が起き、硬質化し、強度が上がります。形状が確定した後は、そのままの形状を保つ特性があり、耐熱容器として使用されます。
種類としては、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂などがあります。
熱可塑性樹脂
熱可塑性樹脂のプラスチックは、熱を加えると形状が柔らかくなる特徴があるプラスチック。
熱を加えて形状が柔らかくなり、冷却することで形状が固定される特性があります。
種類としては、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリエチレン、ABS樹脂、ポリカーボネートなどがあります。
基本的にDIYで使用されるのは「アクリル板」
上記でプラスチックの種類について解説いたしましたが、その中でも、一番DIYで使用されるのがアクリル樹脂の「アクリル板」です。
DIYで作るものの難易度にもよりますが、透明度が高く、軽量なアクリル板は、接着剤で接着したり、カッターで切断したりと、加工がしやすいため、小物入れや棚板などに使用するのにピッタリ。
ホームセンターや、Amazon・楽天といった通販サイトでも多く販売されているので、ぜひ確認してみてください。ちなみに、本記事では、DIYで使いやすい「アクリル板」のおすすめ商品をご紹介いたします。
アクリル板のDIY活用例
本項では、アクリル板のDIY活用例についてご紹介いたします。
棚板として使う
※画像はイメージです。
壁やスチールラックに設置する棚板として使用すると、クリアでおしゃれなイメージになります。
SNSなどを見てみると、金具を取り付け、100均のアクリル板を設置するだけの簡単なDIYで使われています。
仕切りやスタンド
※画像はイメージです。
アクリル板は、棚の仕切りやスタンドも自作することができます。アクリル板を好みの大きさに切断し、接着剤でくっつけるだけで作ることができます。
注意点としては、切断面はケガの恐れがあるため、ヤスリでしっかり研いでおきましょう。
コレクションケース・ディスプレイ棚
※画像はイメージです。
フィギュアや小物を飾るためのコレクションケースやディスプレイ棚も自作することができます。
スタンドを作る要領で、各サイズごとにアクリル板を切断。その後、箱の形に接着剤で接着するだけで、コレクションケースや棚を作ることができます。見た目とは裏腹に、手軽に作ることができますので、ぜひ試してみてくださいね。
写真立て
※画像はイメージです。
キーホルダーを作る要領で、写真立ても自作することができます。必要な道具は、アクリル板カッターとやすり、穴をあけるドリル、そして、ネジと金属棒です。
写真の大きさにアクリル板を2枚カットし、各4つの角の部分にネジ穴をドリルで開けます。そして、写真をアクリル板で挟み込み、ネジを締めます。下の部分には金属棒を入れ込むことで、写真立ての完成です。
この作り方であれば、ウェルカムボードやネームプレートも同じ要領でつくることができます。
自作キーホルダー
※画像はイメージです。
アクリル板では、型通りに切断できれば、キーホルダーも自作できます。必要な道具は、アクリル板カッターとやすり、穴をあけるドリル、透明接着剤、好きなキャラクターのシールです。
好きなキャラクターなどのシールを貼り、その形の通りに2枚のアクリル板を切断。チェーンを通す穴を上部に開け、シールを挟む形で2枚のアクリル板を接着剤で接着します。そして、切断面をヤスリで研げば完成です。
手間はかかりますが、オリジナルのキーホルダーが作れるため、ちょっと手の込んだ小物が欲しいときに活用してみてください。
アクリル板をDIYする際の注意点
アクリル板は、丈夫なプラスチックの板であるため、加工には注意が必要です。本項では、アクリル板を加工する際の注意点をご紹介いたします。
切断する際は、定規とアクリルカッターを使用する
アクリル板を綺麗に切断する際は、専用のアクリルカッターと定規を使うことをおすすめします。
通常のカッターだと、切断面が汚くなってしまったり、切る際に余計な力がかかってしまう場合があります。綺麗に切断するためにも、専用の道具を使用しましょう。
切断面はヤスリで必ず磨く
アクリル板の切断面は、鋭利な刃が剥きだしになっているような状態。そのままだとケガをしてしまう恐れがあります。そのため、ヤスリで丁寧に磨き、表面をなめらかにします。
磨き方は目の粗い400~600番からはじめ、徐々に目の細かいヤスリで磨いていきます。透明感を持たせたい場合は、バーナー等で炙ると美しく仕上がります。
アクリル板を曲げる際はオーブントースターで熱するのが便利
アクリル板は、熱を加えると形状が変化しやすくなります。その際に便利なのがオーブントースターです。
アルミホイルに乗せてアクリル板を乗せ、温めることで、簡単に曲がるようになります。その際は、アクリル板は高温になり、火傷の恐れもあるため、手袋は必須です。また、熱しすぎるとアクリル板自体が溶けてしまうので、常に様子を見ながら温めるようにしましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)