JR東海は29日、在来線運転士の前方確認時における視認性向上と、疲労軽減によるさらなる安全性向上を図るため、高山本線にて列車運転時(夜間・トンネル内を除く)の保護メガネ(サングラス)着用を12月1日から試行すると発表した。期間は2023年3月31日までとなる。

  • 在来線運転士の保護メガネ(サングラス)着用イメージ(JR東海提供)

試行区間は高山本線の岐阜~猪谷間。信号機の現示の認識等に影響を及ぼさない偏光レンズを活用した保護メガネを使用し、着用による効果を検証。直射日光や積雪などの反射光による眩しさの軽減を図ることによる前方の視認性向上、反射光をカットすることによる運転時の疲労軽減について検証するという。検証の結果、着用の効果が認められた場合、在来線の全区間への導入を検討する。