オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」(運営トレジャープロモート)は11月29日、「インフレ」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査時期は2022年8月、調査対象は20~70代の個人、有効回答は550人。
インフレによる今後の不安、74%が「ある」
インフレによる今後の不安はあるか尋ねたところ、74%が「ある」と回答。一方、「いいえ」は26%にとどまった。
不安の理由については、「生活費の高騰」が圧倒的に多く92.7%。以降、「貯金の価値が下がること」が48.2%、「収入アップが見込めない」が37.9%、「投資のやり方が分からない」が7.3%と続いた。
不安の理由を年代別にみると、40代は半数以上の51.2%が「収入アップが見込めない」と回答し、他の世代を大幅に上回った。また、「貯金の価値が下がること」も45.1%と70代(51.1%)に次いで高いことがわかった。
一方、インフレに対応するため、既に取り組んでいるものがある人は31.4%にとどまり、何もしていない人が68.6%を占めた。
年代別にみると、「取り組んでいるものがない」と答えた割合が最も高いのは60代の81.11%で、次いで70代が73.20%、30代が71.95%と続いた。それに対し、20代は48%が取り組みを行っており、内訳は「投資」が25.33%、「副業」が18.67%、「転職活動」が14.67%となった。
同調査では、「20代は『FIREブームの世代』でもあり、テレワーク、副業など今までの働き方の常識とは異なる価値観を持っている世代です。会社に頼らず、自分で資産を作ることに対しての意識が高く、現在のインフレに対しての動きも早い世代と考えられます」と分析している。