近年、「ライフハック」という言葉をよく見聞きするようになりました。ライフハックを生活に取り入れると掃除や料理などの家事が楽になったり、仕事の効率が上がったりと、多くのメリットがあります。

そこで今回は、すぐに取り入れられる家事・仕事のライフハックを13個ご紹介。思わず誰かに伝えたくなるようなものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。

  • ライフハックとは?

    ライフハックという言葉の意味や使い方から、ライフハックの実例まで紹介していきます

ライフハックとは?

ライフハックという言葉を日常会話でも聞く機会が増えてきているので、まずはその意味をしっかり理解しておきましょう。

ライフハックの意味

ライフハックとは、日常生活や仕事における作業効率を上げるためのアイデアやテクニックのことを指す言葉です。アメリカで誕生したこのライフハックという言葉は、本来プログラマーなどの仕事術を指し、生産性向上のための工夫という意味で使われていたといいます。

しかし現在は仕事に限らず家事などの日常生活にも取り入れられ、「仕事や生活に役立つちょっとした工夫やアイデア」という意味合いで使われるようになりました。近年はテレビや雑誌、Webメディアなどさまざまなシーンでライフハックという言葉を見かけます。

ライフハックという言葉の使い方・例文

ライフハックはテレビやインターネットなどを見ていても頻繁に見かけるくらい浸透している言葉です。友達同士の会話などで使うことも多いので、間違った使い方をしないよう気をつけてください。ここでは、ライフハックという言葉の使い方を例文で紹介します。

<例文>

・これは私が今まで実践してきた中で一番のライフハックだ
・このライフハックを取り入れてからは、育児が随分と楽になった
・(ゲームの)アイテムを効率よくゲットするライフハックを教えてあげるよ
・○○さんの仕事が早いのは、さまざまなライフハックを取り入れているからだ

ライフハックの類語

ライフハックの類語や言い換え表現としては、「生活術」「生活の知恵」「仕事術」「ビジネススキル」などが挙げられます。「裏技」という言い方もできるでしょう。ライフハック以外の言葉を用いて説明したいときなどは、参考にしてみてください。

次項からは、家事や仕事の効率を上げるライフハックの実例を紹介していきます。

  • 家事に使えるライフハック

    すぐに取り入れられる家事・仕事のライフハックを紹介していきます

家事に使えるライフハック

毎日の家事を少しでも楽にしたいと考えている方は多いでしょう。家事と一口に言っても、さまざまな種類がありますが、ここではまず掃除と洗濯に使えるライフハック5選をご紹介します。

細かい場所の拭き掃除を楽に

細かい場所の拭き掃除は雑巾ではなかなか汚れが取れないもの。そんなときは、雑巾代わりに軍手を使うのがおすすめです。軍手を使えば隅々まで行き届き、細かい場所の汚れをきれいに落とすことができます。

軍手も雑巾と同じようにホームセンターなどで安く購入できる上、洗って繰り返し使うことも可能です。最近では、掃除用の軍手「軍手ぞうきん」も販売されています。

シャツの襟・袖の汚れを落とす

シャツの襟や袖の汚れは手洗いで落とすこともできますが、このとき洗濯用洗剤ではなく食器用洗剤を使うのがおすすめ。油汚れに強い食器用洗剤を使えば、シャツの襟や袖に付いた皮脂汚れを楽に落とすことができます。

汚れを落とす際は歯ブラシを使うと、よりきれいに落とすことが可能です。

食器洗いの時間を短く

毎食後の食器洗いは手間がかかって面倒と感じる方も少なくありません。特に、油汚れがひどい場合は時間も労力も必要です。面倒な食器洗いの時間を短縮したいときは、スポンジに切れ目を入れるのがおすすめ。切れ目を入れることで、食器の隅までスポンジが行き渡り、汚れを落としやすくなります。

切れ目は、洗う食器によって変えるとさらに効果的。例えば箸やスプーン、フォークなどは縦に2本の切り込みを入れると、洗いやすくなりますよ。

電子レンジの油汚れに

電子レンジは油汚れが溜まりやすく定期的な掃除が必要ですが、こすってもなかなか落ちずに苦労することも多いはず。そんな電子レンジの油汚れは、絞った後のレモンを使用することで簡単に落ちます。具体的な手順は以下の通りです。

1、耐熱容器に絞ったレモンと水を入れて600Wのレンジで3分加熱する
2、5〜10分ほどレンジを閉めたまま放置する
3、キッチンペーパーなどでレンジの中を拭く
4、最後に水拭きをする

しつこい電子レンジ内の油汚れも、絞ったレモンで効率よく洗い落としましょう。

静電気で発生するホコリをつきにくく

「静電気のせいでホコリが付着していて、着ようとしていた服がすぐに着られない」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。静電気が原因のホコリは、柔軟剤を使って洗濯するだけである程度防ぐことができます。

柔軟剤は主に肌触りをよくする目的で使われますが、実は衣類の静電気を逃がす層を作る効果もあるのです。また、衣類の表面が滑らかに仕上がることで摩擦が起きにくくなり、静電気の発生を抑えることもできます。

  • 料理のお悩みを解決するライフハック

    ちょっとの工夫で面倒な掃除や洗濯が楽になります

料理のお悩みを解決するライフハック

ここからは、料理や洗い物などでお悩みの方におすすめのライフハック5選をご紹介します。用途に合わせて、ぜひ活用してみてください。

手についた魚の臭い消しに

魚を捌いたり、衣をつけたりなど素手で魚を触った場合、石鹸や食器用洗剤で手を洗ってもなかなか臭いが落ちません。このようなときは「大根おろしの汁」や「レモン汁」、または「歯磨き粉」などを使ってみましょう。

大根おろしの汁・レモン汁には、それぞれ魚の臭いを分解する成分が含まれています。一方、歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、臭いを消す効果が期待できます。いずれも少量を手に取り、よく擦り込んでから水で洗い流してみてください。歯磨き粉の場合はは強くこすりすぎないよう注意しましょう。

ホットプレートのこげつきに

ホットプレートはさまざまな料理ができる万能な調理器具ですが、こげつきがなかなか落ちずに苦労することも。 そんなホットプレートのこげつきは、熱したままのホットプレートに氷を置くことで簡単に落とせます。氷が溶けるとともに汚れが浮き上がってくるので、あとは拭き取るだけでOKです。ただし、火傷しないように注意してください。

ハンバーグをこねた後のベタベタ除去に

ハンバーグを素手でこねると、何度手を洗ってもなかなかベタベタが取れないという経験はありませんか。このようなときは、ハンドソープで洗う前に砂糖で手をこすり洗いすると効果的。指にこびりついたベタベタの油汚れも簡単に落とすことができます。目安として、砂糖の量は小さじ1、こすり洗いは約10秒行いましょう。

お米を美味しく炊きたいときに

お米は水で研いだあとに炊飯器にセットするだけで簡単に炊くことができますが、水の量が少し違うだけで硬さが変わってしまうというように、美味しく炊くことが意外と難しいもの。

美味しく炊くための工夫にはさまざまな方法がありますが、その中の一つに「氷を入れる」というものがあります。なんでも、氷を入れることによって、お米に甘みが増し、炊き上がりもふっくらするのだとか。氷はお米1合につき1粒が目安。氷を入れた分の水は減らす必要があるので、上手く調整しましょう。

硬い肉を柔らかく

特売品の肉を買ったものの「硬くて美味しくなさそう......」と調理前から気が滅入ってしまうこともありますよね。このような硬いお肉は、「コーラ」や「ビール」、「パイナップル」や「キウイ」などに漬けると、柔らかくすることができます。ただし、漬けすぎると味が移ってしまうので漬けすぎないよう注意してください。

  • 仕事に役立つライフハック

    料理にもライフハックを取り入れてみましょう

仕事に役立つライフハック

ここでは、仕事に役立つライフハック3選をご紹介します。

仕事を早く終わらせる

ダラダラと残業する癖がついていて、なかなか仕事が終わらないという方は、勤務前に勤務後の予定を立ててみましょう。特に予定がなくても「今日は隣町のスーパーに寄って帰る」「今日は2駅分歩いて帰る」「21時から家でゲームをする」など、自分とのちょっとした約束を作ってみてください。

勤務後の予定に合わせて厳守すべき退社時間を定めておけば、タイムスケジュールを立てて効率的に仕事を進められます。

集中力を持続させる

集中力を持続させたいときは、ポモドーロ・テクニックを使いましょう。ポモドーロ・テクニックとはタイムスケジュールを細かく設定する時間管理のテクニックのことです。作業時間を細切れにすることで、集中力が持続しやすい環境を整えられます。具体的には以下の手順で行います。

1、1つのタスクを始める際にタイマーを25分に設定する
2、25分経ったら5分程度の休憩を挟む
3、1・2を4回繰り返したら15〜30分程度の長めの休憩を取る
4、1~3を繰り返す

ポモドーロ専用の時計やアプリもあるので、こういったツールを活用してみるのもおすすめです。

仕事のパフォーマンスを上げる

仕事のパフォーマンスを上げたい場合は、十分な睡眠時間を確保することが大切。人間の睡眠時間は7時間半〜8時間がベストで、1〜2時間削るだけでも大幅なパフォーマンス低下につながると言われています。

残業で疲れて帰ってきたにもかかわらず、ついつい寝る前にスマホに夢中になって夜更かしをしてしまうという方も多いのではないでしょうか。しかし、スマホのブルーライトによって目が覚めてしまい寝付きにくくなってしまうというのはよく聞く話。寝る前のスマホが習慣になってしまっている人は、一度見直してみてください。

  • ライフハックで快適な生活を送ろう

    仕事の効率が上がれば、おのずとプライベートにも余裕が生まれます

ライフハックで快適な生活を送ろう

今回は、家事や仕事に役立つライフハックを13個ご紹介しました。ライフハックを上手く生活に取り入れることができれば、時間に余裕が持てるようになります。

「家事に時間がかかりすぎてしまう」「仕事の効率が上がらない」といった悩みを抱えている方は、ぜひ今回ご紹介したライフハックを試してみてはいかがでしょうか。ちょっとした工夫で日々の生活がグッと快適になるかもしれませんよ。