JR東海とジェイアール東海エージェンシーは28日、メタバース上で開催する世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」を展開するHIKKYが12月3~18日に開催する「バーチャルマーケット 2022 Winter」に初出展し、名古屋駅をメタバース上に再現した「バーチャル名古屋駅」を展開すると発表した。
HIKKYとJR東海グループが創り上げた「バーチャル名古屋駅」では、バーチャルとリアルを連動させた新たな体験の創造や、「バーチャルマーケット 2022 Winter」のテーマである「NEXT Journey」に沿った新たな旅の価値向上に挑戦するとのこと。
「バーチャル名古屋駅」は、現実のJR名古屋駅を3Dモデルで精巧に再現。駅の上にそびえたつJRセントラルタワーズとJRゲートタワー、待ち合わせスポットとして有名な金時計・銀時計、先日惜しまれながら撤去された「飛翔」のオブジェまで、名古屋駅のランドマークを忠実に再現している。駅内には、さまざまな企業とのコラボレーションによって実現したメタバースならではのコンテンツを多数用意。名古屋駅名物のひよこ型スイーツ「ぴよりん」のアバターが駅内を案内する。
リニア中央新幹線(L0系改良型試験車)と東海道新幹線(N700S)のバーチャル乗車体験も可能。現物そっくりの東海道新幹線に乗車し、メタバース空間の旅を楽しんでいるうちに、目の前にワープ空間が現れるという。その先は「バーチャル名古屋駅」にて体験してほしいとのこと。
他にも、JRセントラルタワーズ(地上50階以上・高さ約245m)の側壁を簡単なキーボード操作でクライミングできるコンテンツをはじめ、コンコースに『ラブライブ! サンシャイン!!』や『信長の野望』とのコラボブースを設置。鉄道好きで知られる吉本興業所属のタレント鈴川絢子さんのアバターが「バーチャル名古屋駅」のどこかに登場するなど、数多くのコンテンツが用意されている。