イングレート・ジャパンは11月25日、ミラーレス一眼カメラ用の大口径単焦点レンズ「TTArtisan 35mm F0.95」を発表した。Sony E、Fuji X、Nikon Z、Leica/SIGMA L、Canon EOS-Mマウントの5種を用意し、価格はそれぞれ32,400円。
35mm F0.95は、レトロな質感とコンパクトさを兼ね備えたフルメタルレンズ。重量は約267g。APS-Cフォーマットのミラーレス一眼カメラ用に設計され、焦点距離は52.5mm相当。
マニュアルフォーカスで最短撮影距離は35cm。レンズマウントは金属製でレンズとカメラの耐久性を高めた。
開放F値はF0.95と高速で、被写界深度のコントロールがしやすく、暗い場所や光量の少ない場所での撮影に役立つ。
レンズ構成は5群7枚で、10枚羽根の絞りはセレクティブフォーカスに適したボケ味を実現し、ポートレート、ストリート、夜景、風景、ルポルタージュなど日常の撮影に向く。
個々の素子にマルチレイヤーコートを施し、フレアやゴーストの発生を抑え強い光の下でも高いコントラストと色精度を実現したとする。
レンズキャップはねじ込み式の金属製レンズキャップを採用し、一回転させることでしっかりと取り付けることが可能。