CCCマーケティング総研が11月18日、「年代別意識調査」の結果を発表した。調査は6月23日~30日、16~84歳のT会員1万1,033名を対象にインターネットで行われ、本稿では、30~50代のミドル世代の男女に焦点を当て分析している。
同調査では、ミドル世代を「一人暮らし」「同居者は配偶者・パートナーのみ」「子どもと同居」「親と同居(配偶者・子ども未同居)」の4つに分類し、さらに男女に分けて意識や価値観を分析した。
まず、時間の使い方を自分で自由に決められるかどうかを聞いたところ、57.5%が「決められる」と回答し、全年代(67.5%)よりも低い結果に。ミドル世代を同居形態別に比較すると、特に「男性・子どもと同居」(43.8%)や「女性・子どもと同居」(47.5%)で非常に低い結果となった一方、「男性・一人暮らし」(68.9%)は男性の中でトップ、「女性・一人暮らし」(76.5%)も女性の中でトップになるなど、同居形態によって時間の使い方の自由度に大きな差があることがわかった。
次に、趣味や好きなことに関する価値観について調査を行った。その結果、「自分がとことん打ち込める趣味や好きなものを持ちたいと思う」では、ミドル世代の67.8%が「あてはまる」「ややあてはまる」と回答。同様に、「家庭(家事や家族)と個人の趣味を両立させたい」は62.9%、「趣味や好きなものに対しては、糸目をつけずにお金を使う」は28.8%、「将来のことは意識せず、いまを楽しむためにお金を使いたい」は19.3%と、趣味を楽しみたいと思いながらもお金の使い方はきちんと管理している様子が見受けられた。
続いて、興味関心があるものを教えてもらったところ、「国内旅行」「グルメ・食べ歩き」「テレビ番組・動画観賞(映画・ドラマなど)」で、4割前後が「関心がある」と回答。同居形態別にみると、「親と同居」の男女は「マンガ」や「アニメ・キャラクター」、「親と同居」の女性は「音楽鑑賞」への興味関心が高いことが明らかに。また、男性は全般的に「スポーツ」への関心が高く、特に「子どもと同居」の男性で高い傾向となった。