カンビアは11月24日、「就職活動に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は11月10日~17日、今後就職活動に臨む理系学部大学生1~3年生107名を対象に、インターネットで実施した。
理系学部生として就職活動に取り組む理由を尋ねたところ、「早く社会に出たい」(40.5%)という回答が最も多く、次いで、「まだ院進学するかどうか悩んでいる」(37.8%)、「院に進学したい理由がないため」(14.9%)と続いた。
企業選びで最も大事にしていることを聞くと、「仕事の専門性」(33.8%)が最も多かった。次いで「待遇・福利厚生」(31.1%)、「一緒に働くメンバー」「企業理念」(各10.8%)となっている。
就職を希望する勤務地について尋ねると、52.7%が「勤務地よりも他のことを重視したい」、33.8%は「地元ではないが特定の地域で働きたい」と答えている。「地元で働きたい」は13.5%で、多くの学生は勤務地は地元にこだわっていないことがわかった。
理系学部生として就職活動に取り組む上で感じる不安点を自由回答で答えてもらったところ、「技術職が自分につとまるのか不安」「専攻分野が就職で活かせるのかが不安」「専攻分野以外の仕事にも興味あるが通用するのか不安」「大学院生と比べると専門性で懸念が残る」「学部生向けの情報が少ないことが不安」といった声があがった。