製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))は11月24日、これから使用頻度が増える、火災の危険性も増す電気暖房器具「こたつ」と「電気ストーブ」の安全な使い方について発表した。
同機構に通知された製品事故情報では、2017年度から2021年度4の5年間に「こたつ」、「電気ストーブ」の事故は347件発生しており、そのうち26件は死亡事故であるという。
電気暖房器具は、火を使わないため安全に見えるが、可燃物がヒーター部に接触したことによる火災「ゼロ距離火災」や、電源を切らずにその場を離れたり、電源コードの異常を放置したりしたことによる火災「ほったらかし火災」が発生している。
同機構は、「こたつ」「電気ストーブ」の気を付けるポイントとして、「可燃物と接触しないように距離をとる。衣類などを乾かさない」「就寝時や外出時に電源プラグをコンセントから抜いておく」「電源コードの破損がないか点検する。電源コードは踏まない、引っ張らない、折り曲げない」「定期的に清掃を行い、ほこりを取り除く」「リコール対象になっていないか確認する」を挙げている。
NITE公式 YouTubeでは「こたつに布団を押し込んで発火」「こたつで洗濯物を乾かそうとして発火」の動画も公開している。