東北電力は11月24日、大半の一般家庭が契約する「規制料金」の値上げを経済産業省に申請したと発表した。値上げ時期は2023年4月を予定している。
月の電気料金1万1,282円に
「規制料金」の値上げ幅は平均32.94%。このうち、一般的な家庭(従量電灯B、30A、260kWh)では31.72%の値上げとなり、1カ月あたりの電気料金は現行の8,565円から2,717円アップの1万1,282円となる。
値上げの申請は、消費税増税の対応を除くと東日本大震災による業績悪化があった2013年以来。平成以降では最大の値上げ幅となる。同社は今回の値上げ要因について、火力発電に使用する天然ガスや石炭価格の高騰などを挙げている。