ソニーは11月24日、薄型テレビ「BRAVIA」計50機種に、ソフトウェアアップデートを提供開始した。2022年モデルでは、テレビの上に設置するカメラデバイス「BRAVIA CAM」と連携することで、リモコンレスのジェスチャー操作が可能になる。適用後のバージョンは「PKG6.6070.****JPA」。

  • アップデート対象の85V型4K液晶BRAVIA「XRJ-85X95K」(2022年モデル)

2022年発売モデル(A95K/A90K/A80K/X95K/X90K/X85K/X80K/X80WKシリーズ)では、BRAVIA CAMと連携して使う「ジェスチャーコントロール」と「自動省電力モード」の2つの機能が新たに加わる。

ジェスチャーコントロールでは、テレビに向かってジェスチャーをするだけで、リモコンなしで対応するBRAVIAを操作可能に。自動省電力モードでは、テレビの前に視聴者がいない間、画面の輝度を落として消費電力を抑える。

今回のアップデートにより、現時点で告知しているBRAVIA CAM連携機能がすべて利用可能になったかたちだ。

  • 画音質調整機能
  • 近すぎアラート
  • ビデオチャット(Google Duo)
  • [新機能]ジェスチャーコントロール
  • [新機能]自動省電力モード

なお、BRAVIA CAMは最上位のA95Kシリーズにはあらかじめ同梱しており、それ以外のA90K/A80K/X95K/X90K/X85K/X80K/X80WKシリーズで上記機能を利用するには、BRAVIA CAM(型番:CMU-BC1/直販24,200円)を別途購入する必要がある。

このほか、BRAVIAの2022年モデルと2021年モデル(A90J/A80J/X95J/X90J/X85J/X80Jシリーズ)において、新たに「ブラビアみまもり」機能に対応。

  • 83V型4K有機EL BRAVIA「XRJ-83A90J」(2021年モデル)

ブラビアみまもりは、BRAVIAとLINEアプリを連携させ、スマホから離れたテレビの使用状況をLINE画面で確認したり、離れたテレビの画面(を見ている家族など)に「もうすぐ帰る」などのメッセージを送って表示させたり、テレビの視聴制限をかける(あるいは制限解除する)といった操作を可能にするもの。

アップデート後、[保護者による制限]に[ブラビアみまもり]の項目が追加される。なお、この機能連携ではソニーのホームエンタテインメント&サウンド製品向けクラウドサービスアカウントを使用する。

ソフトウェアアップデートの対象機種

2022年モデル

  • XRJ-65A95K/XRJ-55A95K
  • XRJ-77A80K/XRJ-65A80K/XRJ-55A80K
  • XRJ-48A90K/XRJ-42A90K
  • XRJ-85X95K/XRJ-75X95K/XRJ-65X95K
  • XRJ-85X90K/XRJ-75X90K/XRJ-65X90K/XRJ-55X90K/XRJ-50X90K
  • KJ-55X85K/KJ-50X85K/KJ-43X85K
  • KJ-75X80K/KJ-65X80K/KJ-55X80K/KJ-50X80K/KJ-43X80K
  • KJ-75X80WK/KJ-65X80WK/KJ-55X80WK/KJ-50X80WK/KJ-43X80WK

2021年モデル

  • XRJ-83A90J/XRJ-65A90J/XRJ-55A90J
  • XRJ-77A80J/XRJ-65A80J/XRJ-55A80J
  • XRJ-85X95J/XRJ-75X95J/XRJ-65X95J
  • XRJ-75X90J/XRJ-65X90J/XRJ-55X90J/XRJ-50X90J
  • KJ-75X85J/KJ-65X85J/KJ-55X85J/KJ-50X85J/KJ-43X85J
  • KJ-65X80J/KJ-55X80J/KJ-50X80J/KJ-43X80J