MMD研究所は11月22日、「光回線に関する利用実態調査」を公開した。
18歳~69歳の男女5,107人を対象に、自宅用に契約しているインターネット回線について聞いたところ、「インターネット回線に加入している」が82.0%、「インターネット回線には加入していない」が5.4%、「どの回線に加入しているか分からない」が12.6%となった。
次に、インターネット回線に加入していると回答した4,187人を対象に、自宅用にメインで契約しているインターネット回線を聞くと、「光回線」が67.2%と最多、次に「CATV(ケーブルテレビ)回線」が15.4%、「ホームルーター」が7.0%であった。
自宅用に光回線、ホームルーター、モバイルルーターのいずれかを契約している人にインターネット回線サービスを聞いたところ、光回線は「ドコモ光」が21.4%で最多、次に「SoftBank 光」が16.1%、「フレッツ光」と「auひかり」が12.6%。
ホームルーターは「SoftBank(で契約したホームルーター)」が59.3%と最も多く、次に「WiMAX」が15.0%、「docomo(で契約したホームルーター)」が10.9%。
モバイルルーターは「WiMAX」が38.5%と最多で、次に「SoftBank(で契約したモバイルルーター)」が13.1%、「楽天モバイル(で契約したモバイルルーター)」が11.7%となった。
自宅用に契約しているインターネット回線で契約内容や支払額を把握しているか聞いたところ、87.2%が把握していると回答。それらの人に光回線を契約した理由を複数回答で尋ねると、「セット割などで料金がお得になるから」が23.3%と最多、次に「インターネット回線が安定しているから」が21.8%、「通信速度が早いから」が19.3%であった。
また、光回線の乗り換えや解約を検討しているか聞くと、「乗り換え検討している」が20.3%、「解約検討している」が4.4%、「乗り換え・解約検討していない」が75.3%となった。乗り換え検討している人に、乗り換え先を決めているか聞いたところ、73.4%が決めていると回答し、「NURO 光」が16.4%と最多、次に「ドコモ光」が16.1%、「楽天ひかり」が14.4%の順となった。
スマートフォンとのセット割引を受けているか尋ねると、「セット割引を受けている」が55.0%、「セット割引を受けていない」が35.9%、「分からない」が9.1%。
予備調査から抽出した、契約内容を把握している光回線でスマートフォンのセット割引を受けていないユーザー200人を対象に、自宅用に契約している光回線にスマートフォンのセット割引があることについて聞いたところ、「知っていた」が52.0%、「知らなかった」が48.0%。
セット割引を受けていない理由を尋ねると「対象外だったから」が19.0%で最多、次に「思ったより安くなかったから」が14.0%、「セット割引があることを知らなかったから」が13.5%、「なんとなく」は29.0%であった。
契約している光回線に満足しているか聞いたところ、スマートフォンのセット割引を受けているユーザーは「満足している」が30.3%、「やや満足している」が52.2%と、合わせて82.6%が満足していると回答。セット割引を受けていないユーザーは「満足している」が25.0%、「やや満足している」が49.0%と、合わせて74.0%が満足していると回答した。
次に、契約している光回線の満足点を聞くと、「インターネット環境が安定している」が50.0%と最多、次に「インターネットの通信速度が速い」が29.6%、「月々の通信量が安い」が22.9%であった。
一方、契約している光回線に満足していない人に不満点を聞くと、「月々の通信料金が高い」が65.5%で最多、次に「インターネット環境が不安定」が27.6%、「インターネットの通信速度が遅い」が25.3%となった。