日本エイサーは11月24日、サステナブルな製品シリーズ「Acer Vero(ヴェロ)」から、液晶ディスプレイの新製品として、Webカメラ搭載モデル(2機種)と超薄型設計モデル(2機種)を発表した。11月25日より発売する。価格はオープン。
今回発売するのは、地球環境に配慮したサステナブルな液晶ディスプレイ。Webカメラ搭載モデルは製品本体の35%に再生プラスチックのPCRプラスチックを使用。超薄型設計モデルは85%がPCRプラスチック、5%がオーシャンバウンドプラスチックで、90%がリサイクル素材だ。リサイクル素材を使用することで、新品のプラスチックであるバージン・プラスチック100%よりも二酸化炭素排出量を削減できるという。
環境に配慮した電子機器であることを示すアメリカ電子学会の評価システム「EPEAT Silver」、省エネルギー製品のための認証制度「Energy Star」、IT機器の持続可能性を評価する制度「TCO」などの認証も取得。製品梱包のパッケージも100%リサイクル可能だ。
B277Dbmiprczxv / B247YDbmiprczxv
ディスプレイ上部にWebカメラを搭載するモデル。画面サイズは、「B277Dbmiprczxv」が 27インチ、「B247YDbmiprczxv」が23.8インチ。ともに視野角の広いIPSパネル(非光沢)を採用。解像度は1,920×1,080ドットで、色再現性はNTSC比72%だ。ベゼルが薄いフレームレスデザインなので、隙間の目立たないマルチディスプレイ環境を構築できる。
Webカメラは、解像度が1,920×1,080ドットで、マイクと2W+2Wスピーカーの内蔵によりビデオ会議などに使える。上70度/下90度での角度調整も可能だ。Webカメラを下に90度回転させることで物理的にカメラを塞げるなど、プライバシー保護にも配慮している。Windows Hello対応の顔認証機能にも対応する。
眼精疲労対策にフリッカーレス技術とブルーライトシールド機能を搭載。PCに「Acer Display Widget」をインストールすることで、PCから表示モードや画面の分割などを制御できる。USB 3.2 対応のハブポート×3基も備える。
主な仕様は、視野角が水平178度 / 垂直178度、輝度が250cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(ACM時100,000,000:1)、応答速度が4ms(GTG)。映像入力インタフェースはHDMI 1.4×1、D-sub×1、DisplayPort 1.2×1。
スタンドの可動範囲は、上25度/下5度のチルト、左右各45度のスイーベル、最大120mmの高さ調整、90度のピボット。VESAマウント規格は100×100mmに対応する。本体サイズは 「B277Dbmiprczxv」が約W614.4×D259.8×H416.9~536.9mm、重さは約8.13kg(スタンド含む)。「B247YDbmiprczxv」が約W540×D193×H396~516mm、重さは約5.6kg(スタンド含む)。
RL272ymiixv / RL242Yymiixv
パネルの厚さがわずか6.5mmの超薄型設計モデル。画面サイズは「RL272ymiixv」が27インチ、「RL242Yymiixv」が23.8インチ。AMD FreeSyncに対応し、色再現性はsRGB 99%、ΔE<2。応答速度は1ms(VRB)。USBハブポートとVESAマウントは搭載していない。映像入力インターフェースは、HDMI 1.4×2、D-Sub×1。
スタンドの可動範囲は、上25度/下5度のチルトのみ。本体サイズは「RL272ymiixv」が約W612.3×D223.8×H436.1mm、重さは約3.5kg(スタンド含む)。「RL242Yymiixv」が約W540.2×D223.8×H393.2mm、重さは約2.63kg(スタンド含む)。そのほかの仕様はほぼ共通。