東急電鉄は24日、東急新横浜線(2023年3月開業予定)の運行計画概要について発表した。この中で、朝ラッシュ時間帯に菊名駅始発で運行される東横線の各停について、東急新横浜線と直通する急行に変更することを明らかにしている。

  • 東急東横線の各停。東急新横浜線の開業後、朝ラッシュ時間帯に運行される菊名駅始発の各停を東急新横浜線直通の急行に変更

菊名駅では東急東横線とJR横浜線が接続しており、東横線のほぼ全列車が停車。同駅を始発とする列車もあり、現在は平日朝5~9時台の上り14本、土休日朝5~9時台の上り16本を菊名駅始発で運行している。東急電鉄の発表によれば、朝ラッシュ時間帯(おおむね7~8時台)に運行される菊名駅始発の各停(1時間あたり4本)について、東急新横浜線の開業後は同線直通の急行に変更するとのこと。

現在、東横線では朝ラッシュ時間帯に各停16本(うち4本は菊名駅始発)・急行4本・通勤特急4本を運行しているが、東急新横浜線開業後は各停12本・急行8本(うち4本は東急新横浜線から直通)・通勤特急4本に変更される。東横線で減便となる各停に関して、「利便性に配慮して運転間隔を可能な限り統一し、おおむね4分~7分間隔で運行します」と東急電鉄は説明する。

なお、目黒線で現在実施しているワンマン運転に関して、直通する東急新横浜線での拡大実施に加え、東横線でも2023年3月からワンマン運転を順次実施すると発表した。