ふるさとチョイス大感謝祭が2022年11月12日と13日にパシフィコ横浜で開催されました。過去2年は新型コロナでリアル会場での開催は見送られましたが、3年ぶりに満を持してのリアル開催となりました。

ふるさと納税の返礼品などの試食ができるとあって、人気を集めているこちらのイベント。ふるさと納税が大好きな筆者が実際に会場で体験し、主催者の方にもインタビューをしてきました。

■ふるさとチョイス大感謝祭とは?

ふるさとチョイス大感謝祭は、日本最大級のふるさと納税イベント。全国の自治体・地域の事業者や生産者の方が、ブース展示等にて寄付者に感謝を伝えることをコンセプトとしています。

ふるさと納税はネットで完結することがほとんどで、寄付者と自治体・生産者がコミュニケーションを取る機会はあまり多くありません。そのため、今回のイベントは貴重な場と言えるでしょう。

そして大感謝祭の人気ポイントの1つは、特産品の試食ができること! ふるさと納税といえば各地域の食品が返礼品として受け取れますが、私自身、さまざまな試食を通して、新たな地域・商品の魅力を知るきっかけにもなりました。

■人気の返礼品、ブースが賑わっていたのはやはり『肉』!!

主催者の方もおっしゃっていましたが、会場で特に人気を集めていたのはお肉の試食を提供していた自治体のブースです。

<大阪府 泉佐野市>

会場を進んでまず目に飛び込んできたのが、大阪府 泉佐野市のブースです。泉佐野市といえば、ふるさと納税でおなじみの自治体の1つで、お肉や泉州タオルなどの返礼品が人気を集めていますね。

実は筆者も泉佐野市にお肉の返礼品を申し込んでおり、届くのを楽しみに待っているところです。

今回のイベントでも、お肉の試食を複数回実施していました。筆者が食べたのは「泉州元気ハラミ」というお肉を使った焼き肉! 秘伝の赤ダレで漬け込んだ、自慢の一品だそうです。

やや厚みのあるお肉は、食べ応えがありながらも柔らかい触感。ジューシーでとても美味しく、返礼品としてやはりオススメできる! と実感しました。

<宮崎県 都城市>

さらに宮崎県都城市も、ふるさと納税で人気を集める自治体の1つ。大容量の豚肉や鶏肉などの返礼品などが人気です。

こちらでいただいたのは、ブランド牛である宮崎牛のローストビーフ。柔らかくてコクがタップリなお肉が味わえました。

都城市はお土産が充実していたのも特徴で、試食の列に並んでいるとショッピングバックがもらえました。会場内でもらったものをこのバッグに詰め込んでいた方も多数見かけました。

バッグの中にはなんと鶏肉の炭火焼の真空パックが! 常温保存できる商品で、こちらも食べるのが楽しみです。

<鹿児島県 志布志市>

3アイテムの試食・試飲を提供していたのが志布志市で、以下の3品を味わえました。

・恵ウィンナー
・天然シリカ水
・うなぎのかば焼き
(写真を撮り忘れてしまったのが残念!!)

まずは天然の腸を使った恵ウィンナーを試食。うま味と肉汁が豊富な、プリプリのウィンナーでした。

次に天然シリカ水でお口直しをします。シリカはミネラル成分のことで、コラーゲン生成を助ける力や皮膚のうるおいを保つ力があるそうで、女性のみならず男性にもおすすめとのことです。

3番目にいただいたのはお待ちかねのうなぎで、ごはんが欲しくなる味わい。3品の返礼品を堪能できて充実感がありました。

ちなみに試食の列に並んでいたところ、隣のブースの鹿児島県 大崎市の方が来て、かば焼きのたれとさんしょうのミニセットを配ってもらえました。

これは当日使わず、持ち帰りました。家でうなぎを食べるときに活躍しそうです。

■海産物の返礼品ブースも大盛況

ふるさとチョイス大感謝祭では、お肉以外にも海鮮などの試食もあり、こちらも見逃せません!

<北海道 根室市>

いくらなどの返礼品が人気の自治体といえば、北海道 根室市。こちらのブースで提供されていたのは、ポテトの塩辛かけというちょっと珍しい一品。北海道ではじゃがバターにイカの塩辛をかけて食べるのもポピュラーなのだそう。

手袋をしてじゃがいもの入ったカップを持ち、上から塩辛をかけていきます。回数制限はなしとのことなので、すごい量をかけていた方もいました。

いざ実食してみると、イカの塩辛とポテトの相性が意外といいことを実感! 塩辛の癖の強さがポテトで中和されて実によい塩梅です。

<大阪府 阪南市>

大阪府 阪南市が提供していたのは「新鮮なハモとこだわりの職人出汁」。数種の節を独自ブレンドした出汁に、プリプリのハモを合わせたお料理です。

一口すすると、ハモの上品な出汁が口の中に広がります。うま味は十分感じるのですが、あっさりした味わいでしつこさがまったくありません。

お肉やうなぎなどややこってりしたもののあとに食べたので「締め」のスープを味わったかのよう。温かくてホッと一息つけるような一品でした。

■円安・物価高で寄付金額のアップや容量の縮小も

イベントを開催された株式会社トラストバンクの方に、今回のイベントについて会場にてインタビューをしました。

<コミュニケーションの活発化を重視>

ふるさとチョイス大感謝祭は今回で8回目ですが、今年特に力を入れたのは、自治体の方と来場者の方とのコミュニケーションをさらに活発にすることだそうです。

試食についても食べてそれで終わりではなく、自治体の魅力を知っていただくことで、継続的な寄付につながります。これは確かに筆者も実感したことで、試食を待っている間に自治体の方から地域の興味深いお話しを聞くことができ、もっと興味がわきました。

また伝統工芸品の展示ブースでも、自治体の方と来場者の方が活発に話しをしている姿を見かけました。主催者や自治体の方の思いはある程度実現したのではないでしょうか。

<少額・小さいサイズの返礼品が人気>

一方で、今年は円安などの影響による食料品や燃料の価格高騰があり、ふるさと納税の返礼品についても寄付金額のアップや容量の縮小などの影響も出ているそうです。

今年は全体的に少額・小さいサイズの返礼品が人気を集めており、厳しい環境でも工夫を凝らしてがんばる自治体の方も多いそうですよ。

ふるさとチョイス大感謝祭は、来年以降の開催も期待されます。寄付した自治体のブースへ行くのも、新たな自治体の魅力を見つけるのもよいでしょう。

例年であれば11月に開催されるため、今年は見逃した! という方は、来年決定したらぜひ申し込んでみてはいかがでしょうか?