シチズン時計は12月8日に、時を愉しむためのウオッチブランド「カンパノラ」から、グランドコンプリケーション登場20周年を記念した限定モデルを発売する。

皨雨(ほしのあめ)「AH4086-05E」、蒼波(そうは)「AH4086-13L」の2モデルをラインナップし、価格は皨雨が517,000円、蒼波が506,000円。限定数はそれぞれ120本。「シチズン フラッグシップストア」および「シチズン プレミアムドアーズ」でのみ取り扱う。

  • 「カンパノラ」グランドコンプリケーション 20周年記念限定モデル。右が皨雨(ほしのあめ)「AH4086-05E」、左が蒼波(そうは)「AH4086-13L」

カンパノラのグランドコンプリケーションは、機械式時計の複雑機構とされる仕組みのうち、以下の4機構をクオーツムーブメントで実現したコレクション。2002年に登場した。

  • ミニッツリピーター:音で時刻を知らせる
  • ムーンフェイズ:月の満ち欠けを表示
  • パーペチュアルカレンダー:うるう年など月末の日数を自動調整するカレンダー(本作では2100年2月28日まで)
  • クロノグラフ:スプリット計測に対応
  • 皨雨(ほしのあめ)の文字板と機能

なお、ほかの複雑機構としては、トゥールビヨン、レトログラード、パワーリザーブ・インジケーターがある。このうち、トゥールビヨン、パーペチュアルカレンダー、ミニッツリピーターは、特に3大複雑機構といわれることが多い。

新作の皨雨(ほしのあめ)は、漆黒の漆塗り文字板に金色粉をまき、夜空に瞬く星々を表現している。一方、蒼波(そうは)の文字板は、金属粉を練り込んだ青漆を用い、金色の五徳リングを合わせて波間に月明かりがきらめく大海原を表現。裏ぶたには、リミテッドエディションナンバーとグランドコンプリケーション20周年記念限定モデルの刻印が入る。

  • 皨雨(ほしのあめ)「AH4086-05E」

  • 蒼波(そうは)「AH4086-13L」

共通の仕様として、ケースの素材はステンレススチール、ケースサイズは径43×厚さ16.5mm(設計値)、バンドはLWG(レザーワーキンググループ)認証のワニ革、風防は無反射コーティングのデュアル球面サファイアガラス、防水性能は日常生活用防水、電池寿命は約2年。ケースにはシチズン独自の表面硬化技術「デュラテクトプラチナ」を施している。

  • 裏ぶたのデザイン