エンワールド・ジャパンは11月21日、「中途採用における面接実態調査」を発表した。調査は2022年2月28日~3月6日、外資系企業、日系グローバル企業で働く全国の会社員1,109人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず、「面接や選考過程で企業への志望度が上がった、企業に良い印象を持ったことはありますか」と聞くと、「ある」と回答したのは「外資系企業」(77%)、「日系企業」(80%)だった。
そして、「ある」と答えた回答者に「どのような点で志望度が上がった、または良い印象を持ちましたか」と聞くと、全体では「人事担当者が丁寧・親切だった」「面接官の人柄が良かった」(56%)と同率1位に。年代別では、ベビーブーマー世代が「選考のプロセスがシンプル・期間が短かった」(62%)と特に重視していた。
次に、「面接や選考過程で企業への志望度が下がった、企業に良くない印象を持ったことはありますか」と聞くと、外資系企業・日系企業の勤務者ともに約8割が「ある」と回答する結果になった。
そして、同じく「ある」と答えた回答者に「どのような点で志望度が下がった、または悪い印象をもちましたか」と尋ねると、全体では「面接官の人柄・マナーが悪かった」(49%)が最多となった。次いで、「人事担当者からの連絡がない/遅い/急だった」(44%)、「選考のプロセスが多い・期間が長かった」(37%)と続いている。
具体的な良くない印象を持ったエピソードでは、「ほとんどの質問に明確な回答がなく、面接官に活力が感じられなかった」、「面接官が自社のビジネスについてきちんと考えを持ってなかった」、「上司に当たる人が全く面接の準備をしておらず、履歴書すら見ていなかった」などが挙げられている。