エイトノットは11月18日、結婚式の一部にオンラインを取り入れたスタイルに関する調査の結果を発表した。調査は9月12日〜20日、16歳〜79歳で過去1回以上結婚式に参列経験のある558人を対象に行われたもの。
まず、オンラインウエディングの認知については「知っていて説明できる」が14.7%、「説明できないが何となく知っている」が33.9%となった。何らかの形でも認知している人は48.6%で、知らないと答えた45.2%をわずかに上回る結果に。
属性別に見ると、20代の認知率が66.6%で最も高く、40代が35.1%で最も低かった。
オンライン参列と聞いて思い浮かぶイメージについては、「新しい」が16.1%で最多となり、次いで「海外、遠方でも参加しやすい」が14.2%、「とても便利」が9.5%で続いた。「ちゃんとしていない」「失礼に感じる」「トラブルが多い」などのネガティブな回答はいずれも1%〜2%にとどまっている。
新郎新婦との関係性によって、「現地で参列したい」「オンラインで参列したい」「参列したくない」のどれにあたるか聞いたところ、家族や親友では「現地で参列したい」の回答が最も多かった。
一方で、部活やサークル、趣味などのグループの友人では、「オンラインで参列したい」が最も多い結果に。また、しばらく会っていないが年賀状、SNSなどでやり取りのある友人や、実際にあったことはないがSNSでつながっている友人などは「参列したくない」が最多であるものの、「オンラインで参列したい」の回答も約2割〜3割見られた。
オンライン参列であるとよいと思うサービスについて聞いたところ、「挙式・セレモニーのライブ配信(視聴のみ)」が37.1%で最も多くなった。「アーカイブ視聴」とは16%ほどの開きがあり、離れていてもライブで同じ時間を共有することに価値を感じている人が多い傾向が見られた。
オンライン参列する場合のご祝儀の電子決済サービスの利用について尋ねると、「利用したい」「状況によっては利用したい」の回答率は合わせて65.2%となり、利用したくない派(16.8%)を大きく上回った。
オンライン参列した際にご祝儀を電子決済するとしたらいくら払うかを質問すると、「1万〜3万円」が全体の4割となった。5千円未満と答えた方も2割弱となっている。
オンライン参列における最適な視聴時間を聞いたところ、「30分未満」が15.8%、「30分以上1時間未満」が36.9%となり、合わせて過半数が1時間未満の視聴がちょうどいいと回答する結果となった。
オンライン参列において不安なことを尋ねると、「通信環境」「マナーがわからない」がそれぞれ3割ほどで上位となった。