クリエイティブバンクは11月18日、「ビジネスチャットの使い方」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は10月25日〜11月1日、20代〜60代の男女で会社員・役員の1,090人を対象に行われたもの。
まず、勤め先でのビジネスチャットを使用しているか聞いたところ、「いいえ」の回答は46.8%で、「はい」の43.8%を上回る結果となった。「はい」と回答した中で、どのようなビジネスチャットを使用しているか尋ねてみると、社内と社外を問わず「Microsoft Teams」が最多となった。次いで社内は、「Slack」、「LINE」と続いた。
一方で、社外とのコミュニケーションには「ビジネスチャットを使用しない」という回答が約2割となり、社内と社外でツールの使い分けをしていることが分かった。
次に、社内で使用しているビジネスチャットについて変えたい(リプレイスしたい)か聞いてみると、「いいえ」が38.8%で「はい」の35.5%を上回った。「いいえ」の理由については20.0%が「従業員に改めて浸透させるのが大変」、15.4%が「社内文化に根付いている」と回答。
合わせて35.4%が、ツールを変更することによって社内での説明等人的リソースが割かれることを懸念していることが判明した。
ビジネスチャットの定番機能である「スタンプ」については、50.1%が使用している事が分かった。「使わない」は40.6%。世代別に見ると、40代のみ「使わない」の回答が「使う」を上回る結果となっている。
スタンプを使用する人に、スタンプを使用する際の抵抗感について質問したところ、取引先の相手に対しては40.7%が「使用するのは抵抗がある」、17.0%が「どちらかと言えば抵抗がある」と回答。合わせて57.7%が抵抗を感じている事が分かった。「抵抗がない」(7.4%)、「どちらかと言えば抵抗がない」(9.4%)の合計は16.8%で、約3倍の差が見られている。
また、世代別で見ると、50代では20代の2倍超の人が「抵抗がある」と回答する結果となった。
社内で使用しているビジネスチャットのコミュニケーションについて尋ねると、「あくまでも業務上の連絡であることを心掛ける」に関しては36.8%が「気を付けている」、35.6%が「どちらかと言うと気を付けている」と回答。合わせて72.4%が気を付けている事が分かった。
「私語や雑談を控える」に対しても「気を付けている」が21.8%、「どちらかと言うと気を付けている」が24.4%で合計46.2%となり、「どちらかと言うと気を付けていない」「気を付けていない」の回答率の2倍となっている。