エン人材教育財団は11月18日、「仕事価値観及びキャリア満足度に関する年代別調査」の結果を発表した。調査は8月5日~8日、従業員100名以上の企業に勤める社会人1,500名を対象にインターネットで行われた。

  • 【仕事価値観における世代ごとの特徴】

    【仕事価値観における世代ごとの特徴】

仕事の価値観を調べるため、「生活のため」「スキルアップのため」「人・社会に役立つため」「人として成長するため」の4つの項目それぞれに対し、仕事をする上で重視するかどうかを聴取したところ、「生活のため」についてはどの世代も75%前後と大差はなかった。

一方、他の3項目については世代が若くなるほどスコアも高くなる傾向に。20代が最も高く「スキルアップのため」(20代50.1%)、「人・社会に役立つため」(同48.5%)、「人として成長するため」(同55.5%)となった。

また、「仕事に一生懸命取り組みたいか」と質問すると、「非常にそう思う」が12.1%、「そう思う」が42.1%と、「そう思う計」は54.2%という結果に。年代別では、20代が最も高く59.4%と6割近くに達した。

  • 世代ごとのキャリア満足度・キャリア期待値

    世代ごとのキャリア満足度・キャリア期待値

次に、現時点でのキャリアに対する満足度を聞いたところ、全体では「満足している」「非情に満足している」人の割合は31.0%。特に、20代で36.3%、30代で33.9%と高い傾向に。また、これからのキャリアに対する期待値についても聞くと、全体(24.6%)に比べて若い世代になるにつれ高く、30代で28.8%、20代で34.4%となった。