住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を運営するMFSは11月18日、既存株主及び新規投資家から合計12億円を調達。また同日、法人チャネルを通したサービス提供拡大を目的に「モゲチェックパートナー」制度を開始した。
今回の資金調達の目的は、法人チャネルの開拓強化とエンドユーザー向けの集客強化。この目的達成のため今回、「モゲチェックパートナー」の新制度を開始し、住宅ローンビジネスを手掛けたい法人を募る。
「モゲチェックパートナー」を開始した背景及び目的は「住宅ローン業界の課題解決」と「新産業の創出」の2点。
従来、住宅ローンの斡旋は、主に不動産を販売する営業担当者が行ってきた。このことにより、「最も条件が良い住宅ローンを選びたい」住宅購入者と「確実に審査に通る住宅ローンを勧めたい」不動産業者の間で利益相反の問題があった。
この問題を解決するため、「モゲチェックパートナー」制度は、オンライン住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を使って不動産会社の住宅ローン業務をサポートする。
また、同制度はユーザーメリットに加えて、「モーゲージブローカー」という新産業を日本に創出する意図を持つ。
「モーゲージブローカー」は、幅広い金融機関の住宅ローン商品を取り揃えてユーザーに提案し、それに対して対価を得るビジネススキーム。同制度は、超巨大な住宅ローン市場の最適化を通して、「モーゲージブローカー」という新産業を創出し、数万人規模の雇用を生み出すことを目標としている。
以上のように、「モゲチェックパートナー」は住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を活用した新しいビジネス機会を提供し、住宅ローンを検討するユーザーがモゲチェックを通して最適な住宅ローン選びができるよう、住宅ローンのプラットフォーム作りを推進するものとなっている。