女優の長澤まさみが主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(毎週月曜22:00~)第5話がきょう21日に放送される。
ドラマオリジナルの今作は、実在する複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント作品。スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤)と彼女に共鳴した仲間たちが10代の女性連続殺害事件の冤罪疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描いていく。恵那と共に行動するうだつのあがらない若手ディレクター・岸本拓朗役として眞栄田郷敦、恵那の元恋人で報道局のエース記者・斎藤正一役として鈴木亮平が出演している。
松本死刑囚(片岡正二郎)の再審請求が棄却され、責任を感じたチェリー(三浦透子)は自殺を図る。拓朗たちも特集の続編を制作することを禁じられ、あらがえない大きな力に脅威を感じた恵那は、制作中止の理由も問わぬまま上層部の決定を静かに受け入れる。しかし拓朗は、世間の反響が大きく視聴率も良かっただけにどうしても納得できない。
行き場のない正義感をまとった拓朗は、単独で事件の目撃証言をした西澤正の身辺を調べ始める。すると、西澤がかつて事件のあった八頭尾山のふもとの町に住んでいたことが判明。さらに現地で聞き込みを続けると、西澤の息子・健太の親友だという男が現れ、西澤の新たな顔が浮かび上がってくる。そこに望みをかけた拓朗は、男を介して、ある人物に接触を試みることに。
一方の恵那は、元恋人の斎藤と再び良好な関係を築き始めていた。その矢先、同期で報道部の滝川雄大(三浦貴大)から、斎藤が警察に多大な影響力を持つ、ある大物政治家と親密な関係であることを聞かされる。