フジテレビが運営する動画配信サービス・FODの有料会員数(FODプレミアム、フジテレビONE・TWO・NEXTsmart、FODポイントコースの総計)が18日、100万人を突破した。
FODは2008年11月にTVOD(都度課金制動画配信)のサービス開始以降、15年1月にAVOD(広告付き動画配信「FOD見逃し無料」)、同2月に電子書籍配信、16年8月にSVOD(定額制動画配信「FODプレミアム」)と順次新サービスを投入し、VOD(ビデオ・オン・デマンド)・電子書籍を融合したサービスを提供。20年9月には大幅なUI(ユーザーインターフェイス)の改修を行った。
同局は、今年度上期(4~9月)のAVODで、視聴数、視聴UB(ユニークブラウザー)数、視聴時間の3項目において、民放1位となる「AVOD三冠」を達成するなど、配信分野が好調。FODでは、オリジナルドラマ『オールドファッションカップケーキ』のヒットや、スポーツをはじめとしたライブ配信の強化に加え、レコメンドエンジンを独自開発し、より視聴者の趣向に沿った作品と出会える環境を整えるなど、会員数の増加につなげてきた。
そして、10月クールドラマ『silent』の爆発的ヒットが会員数増加を後押しし、今回の有料会員数100万人突破となった。
フジテレビ ビジネスセンター事業部 部長職 PF担当の野村和生氏は「とうとうFODの会員数100万突破を発表できる日がやってきました。ようやくOTT(※インターネット回線を通じてコンテンツを配信するストリーミングサービス)のスタートラインに立てた気持ちです。自社での運営にこだわり、試行錯誤を繰り返しながら、自分たちが理想とするサービスを追い求めてまいりました。動画配信事業はストックコンテンツが積みあがるほど、サービスが充実します。地上波番組との連動、オリジナル作品の制作、独占配信コンテンツの獲得、そしてそれらの作品や原作書籍との出会いの場など、より充実したエンタメライフを送っていただくべく、高品質な作品を多くの方に楽しんでいただきたいと考えております。ますます進化するFODにご期待ください!!」とコメントしている。