山村乳業は、乳飲料として長年親しまれてきたコーヒー牛乳とフルーツ牛乳について、どちらがより人気が高いのか、10月27日~11月14日にインターネットにて全国20代~50代の男女合計134人を対象に調査行い、その調査結果を発表した。
「コーヒー牛乳とフルーツ牛乳どちらが好きですか」と聞いたところ、70%がコーヒー牛乳、30%がフルーツ牛乳と回答。また、その理由を聞くと、コーヒー牛乳派は「そもそもコーヒーが好きだから」であったり、「ほろ苦い味わいが好きだから」という理由が多数となる一方、フルーツ牛乳派は「果実由来の爽やかな甘さが好きだから」という理由が多く見られた。
「お風呂上がりに飲む場合、コーヒー牛乳とフルーツ牛乳どちらが好きですか」と聞いたところ、57%がコーヒー牛乳、43%がフルーツ牛乳と答え、お風呂上がりという場面に限定すると、フルーツ牛乳派が13ポイント増加した。フルーツ牛乳は昔から銭湯での定番として親しまれてきたため、その影響によるものと考えるが、逆転まではせず、コーヒー牛乳が主流派となった。
前問を年代別で比較したところ、年代が上がるにつれフルーツ牛乳派が多くなり、50代では63%となった。銭湯での湯上がりの定番として親しまれてきたフルーツ牛乳だが、銭湯の利用機会の減少に伴い、若い世代ほどお風呂上がりの一杯=フルーツ牛乳という想起率が低下しているよう。
同じく前問を出身地域別で比較したところ、コーヒー牛乳派が7地域中6地域でフルーツ牛乳派を上回る中、近畿(関西)地方のみフルーツ牛乳派が優勢となった。大阪名物ミックスジュースに代表されるフルーツ人気の高さなど、異なる地域性が浮き彫りとなった。
最後に、「瓶入り牛乳と紙パック入り牛乳ではどちらがおいしく感じますか」と聞いたところ、98%が瓶入り牛乳と回答し、圧倒的多数が瓶入り牛乳を支持する結果となった。口に触れた際の冷んやりとした瓶の感覚や懐かしさを感じる見た目含め、五感を刺激する瓶入りに支持が集まった。
調査の結果、銭湯などに代表される「湯上がりの一杯=フルーツ牛乳」という定番に変化が見られ、コーヒー牛乳派が多数を占める結果となった。しかしながら、年代が上がるにつれフルーツ牛乳が支持を集めたり、近畿(関西)地方ではフルーツ牛乳の人気が根強いなど、年代差や地域差もあるようだ。