クロス・マーケティングは11月15日、「消費動向に関する定点調査(2022年10月)」の結果を発表した。調査は10月21日~23日、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女1,200名を対象にインターネットで行われた。

  • 生活実態DIの推移

    生活実態DIの推移

生活実態について、「自宅で過ごす時間」が前年同期より18ptの低下、外出自粛でおうち時間が増えた2020年5月からは51ptと大幅に低下した。「趣味に費やす時間」に関しては前年同期より6ptの低下。一方、「労働時間」は前年同期より8pt上昇。自宅や趣味に費やす時間はコロナ前に近づき、労働時間はコロナ前より増えた。

  • 消費動向DIの推移

    消費動向DIの推移

消費動向については、全国旅行支援の開始もあり「国内旅行の回数」が前年同期より39pt、値上げが響き「電気料金の支払金額」は26pt、外出へのハードルが下がり「食事目的の外食頻度」は25ptと大きく上昇した。

また、今後1年間の景気の見通しについて聞いたところ、「悪くなると思う」が57%と半数を超え、前年同月から29ptと大きく増加。「変わらないと思う」は35%となり、度重なる光熱費や食品の値上げと長引く円安、世界情勢への不安も加味し、景気悪化への懸念が強まっていることがうかがえた。

  • 個人投資について

    個人投資について

次に、個人投資に対する関心度を聴取したところ、41%が「関心がある」と回答。現在、投資している商品を教えてもらったところ、「国内株式」「NISA・積立NISA」「投資信託・積立」「個人年金保険」「iDeCo」が上位に。今後投資したい商品の上位も同様で、性別では、現在投資している人や投資意向が高いのは男性であり、女性において今後投資したい商品は「NISA・積立NISA」が最多となった。