C Channelは11月14日、「mamatas labo」が全国約1,000人の令和ママを対象に実施した調査結果をもとにした「3タイプの令和ママの実像」を紹介した。
令和ママを「自分」「仕事」「子ども」の3つの価値観で分析したところ、何よりも子ども優先の「アットホームママ」(41%)、仕事も育児も頑張りたい「フルコミットママ」(29%)、自分の時間も大切な「自己実現ママ」(28%)の3タイプに分けられた。
一方で、令和ママの価値観についての調査では、「子どもの個性を伸ばしたい」(全体92.1%)、「ママになってもおしゃれを楽しんでいい」(全体91.6%)、「ママになってもひとりの時間を楽しんでいい」(全体91.5%)、「家事も育児も立派な仕事だと思う」(全体88.5%)などの回答率がどのタイプでも圧倒的多数となり、「令和ママの新常識」とも言える共通した価値観である事も分かった。
「アットホームママ」では、45%と約半数が有職者となっている。個人年収は平均98万円と3タイプの中で最も低いものの、夕食を作りたくない日にはコンビニごはんを活用したり、母乳神話へのこだわりも低め。子どもと過ごす時間を楽しむために時間やお金を上手にやりくりする傾向が見られる。
一方で、「家事の時間を減らしたい」「自分の時間を非常に増やしたい」は、3タイプ内で最多となっている。
全体の29%が相当する「フルコミットママ」は、「子どもとの時間を増やしたい」「仕事の時間を増やしたい」と思っている人が3タイプ内で最多。有職者は92%で、個人年収は平均209万円と3タイプ内で最高額となっている。
「家事はママが一人きりでするものではない」と思っている人が多い一方、配偶者への満足度は低め。特に、「金銭」「精神面」での満足度の低さが目立つ。
「自己実現ママ」は、個人収入は平均135万円である一方で、月のお小遣いは3タイプの中で最も多い2万690円(平均)となっている。6割以上が一人っ子のママであるほか、趣味を仕事につなげたいと考える人も多い。
配偶者に対しての満足度は全般的に高く、「配偶者との時間を増やしたい」という人も3タイプ内で最多。実家から様々なサポートがある人が多いのも特徴となっている。Instagramをほぼ毎日閲覧している人は66.1%で、検索内容は「自分のファッション」「メイクアップ」が全体と比べて高めとなっている。
最後に、「母乳でもミルクでも関係なく子どもは育つ」「ママとパパは対等のパートナーである」「男性も育休を取るべき取れるべき」「ママになってもひとりの時間を楽しんでいい」といった価値観の賛同率をタイプ別で見てみた。
「ママになってもひとりの時間を楽しんでいい」は全体的に高く、中でも「アットホームママ」が93.7%で最多となっている。
「母乳でもミルクでも関係なく子どもは育つ」と回答したタイプは、アットホームママが91.3%で最多。「ママとパパは対等のパートナーである」については、「フルコミットママ」が約10%低い結果となっている。「男性も育休を取るべき取れるべき」については、配偶者への満足度が高い「自己実現ママ」が78.2%と群を抜く結果となった。