EPEIOS JAPANは11月17日、海外の著名デザイナーがデザインを監修したIoT家電「FoElem」(フォーエレム)シリーズを発表した。シンプルながら上品なデザインに仕上げつつ、スマートフォンとの連携機能を標準搭載して使い勝手を高めた。競合メーカーのデザイン家電と比べ、手ごろな価格に抑えた。
今回発表したのは、スマート加湿器「Heal」(ヒアル)、スマートノンフライオーブン「Chef」(シェフ)、スマートコーヒーメーカー「Mocca」(モカ)、スマートファン「Wind」(ウィンド)の4製品。11月17日から順次販売を開始する。
シリーズ名の「FoElem」は、水、火、土、空気の四元素を表す“Four Elements”にちなんで名付けた。デザインを監修したのは、エルメスでスカーフなどを手がけたブノワ・ピエール エミリー氏と、フィリップスで家電のデザイン経験を持つダミアン・オーシュリバン氏の2人。
スマート加湿器「Heal」
「Heal」は“水”をテーマにしたハイブリッド式のスマート加湿器。一般的な加湿器では本体内に隠されることの多い水タンクをあえて露出してライトアップの機能も追加し、デザインのモチーフとした。水が蒸気に変化する様子が楽しめる。アロマオイルを垂らして香りも楽しめるようにした。
本体サイズはW400×H197×D201mm、重さは約2.65kg。価格はオープンで、予想実売価格は24,000円前後。発売は11月17日。
スマートノンフライオーブン「Chef」
「Chef」は“火”をテーマにしたスマートノンフライオーブン。従来のノンフライオーブンをベースに、スチーム調理機能を追加しつつ、ヒーターを上下2カ所に増やした(従来は上部のみ)。デザインはピザ釜に着想を得た半円形とし、四角ばかりのオーブンと差異化を図った。
本体サイズはW350×H380×D352mm、重さは約10.8kg。価格はオープンで、予想実売価格は39,000円前後。発売は12月中旬。従来モデルのノンフライオーブンは買いやすい価格の入門機として継続販売する。
スマートコーヒーメーカー「Mocca」
「Mocca」は“土”をテーマにしたスマートコーヒーメーカー。スリムな縦長ボディを採用し、上部にためた水が下に落ちてコーヒーになるという一連の流れをイメージした。コーヒーのテイストは、ワールドバリスタチャンピオンの井崎英典氏が監修し、極上の味わいでコーヒーが淹れられるようにした。
製品の詳細なスペックは未定。価格はオープンで、予想実売価格は30,000円前後。発売は2023年4月以降の予定。
スマートファン「Wind」
「Wind」は“空気”をテーマにしたスマートファン(サーキュレーター)。サーキュレーターは本体が大きく目立つので、正面からも背面からも美しいデザインに仕上げた。ファン部の前面は障子の桟をモチーフに、ファン部の側面や背面は航空機のジェットエンジンをモチーフにデザインした。日本各地の風をシミュレーションできるモードを搭載した。
製品の詳細なスペックは未定。価格はオープンで、予想実売価格は20,000円前後。発売は2023年4月以降の予定。