JR東日本高崎支社は17日、「リゾートやまどり」の団体旅行商品を発売すると発表した。高崎支社管内を周遊する特別な3コースとして、12月4日に「吾妻線・上越線コース」、12月10日に「信越本線・両毛線コース」、12月11日に「懐かしの『リゾートやまどり』コース」を運行する。

  • 485系「リゾートやまどり」(JR東日本高崎支社提供)

「リゾートやまどり」は、かつて日本各地で活躍した特急形電車485系を使用し、2011年の群馬デスティネーションキャンペーンに合わせて改修した列車。3列シートのゆったりとした座席配置で、展望スペースやキッズルーム、畳のミーティングスペースもあるリゾート列車となった。

12月4日に運行される「吾妻線・上越線コース」では、「リゾートやまどり」がデビューした2011年から2020年まで臨時列車として運行していた吾妻線を走行。特別企画として、吾妻線の万座・鹿沢口駅まで乗り入れるほか、上越線の水上駅にも乗り入れ、高崎支社管内屈指の絶景を楽しめる。販売額は1万8,000円。「だるま弁当」(たかべん)と「チーズケーキタルト6個入」(ジャック・ザ・タルトファンタジー)を提供する。

12月10日に運行される「信越本線・両毛線コース」では、これまで乗り入れる機会の少なかった信越本線の横川駅、両毛線の桐生駅まで運行。両路線で「リゾートやまどり」からの貴重な景色を楽しめる。特典として、横川駅発車後、「リゾートやまどり」をデザインしたオリジナル掛け紙の「峠の釜めし」を提供する予定。販売額は1万5,000円。「峠の釜めし」(おぎのや)の他に「焼きまんじゅうミックス」(に志きや)も提供される。

  • 「峠の釜めし」とオリジナル掛け紙(JR東日本高崎支社提供)

  • 「ぐんまちゃん生ロールケーキ」(JR東日本高崎支社提供)

12月11日に運行される「懐かしの『リゾートやまどり』コース」は、復活企画として上尾~長野原草津口間を往復。「リゾートやまどり」は2011~2018年に臨時列車として大宮~長野原草津口間で運行されたことがあり、同列車が長期間運行していた区間の旅を楽しめる。販売額は2万円。「里の味」(吾妻弁当)と「ぐんまちゃん生ロールケーキ」(福嶋屋)が提供される。

各コースとも11月18日12時から、JR東日本びゅうツーリズム&セールス「日本の旅、鉄道の旅」サイト限定で販売。12月4・10・11日の各日とも130名を先着順で受け付ける。なお、旅行商品の参加者1名につき、「やまどり乗車記念プレート」(デザインは各日共通)が1枚配布される。