米IT企業・Appleの共同創業者である故スティーブ・ジョブズ(Steven Jobs)氏が、かつて履いていたサンダルが、オークションで21万8,750ドル(約3,000万円)で落札され、ネットで「もはや聖遺物あつかいだ」と注目を集めている。

米カリフォルニア州を拠点とするオークションハウス・Julien’s Auctionsが11月11日から13日にかけてニューヨークのHard Rock Cafeで開催したオークションで落札された。当初このサンダルは落札価格が6万ドル(約840万円)と予想されていたが、予想を超える落札価格となった。サンダル本体のほかに、代替不可能なデジタルデータであるNFT(データはサンダルの画像)がセットとなっていた。

今回落札されたサンダルは、ドイツの靴メーカー「ビルケンシュトック」の茶色のサンダルで、ジョブズ氏が1970年代から80年代にかけて約20年間愛用していたものだ。Julien’s Auctionsによれば、1976年に、共同創業者のスティーブ・ウォズニアック氏とともに最初のAppleコンピュータを開発する際にも履いていたサンダルだそう。

このサンダルのコルクと麻でできた中敷きには、何年にも渡って履き続けたジョブズ氏の足跡が残っており、サンダルの靴底のゴムは激しく摩耗しているという。

ネット上では「物好きはいるもんだ」「すごい額びっくり((((;゚Д゚))))」「もう聖遺物みたいね(笑)」などの声が寄せられた。