中華をお手頃に食べられるファミリーレストラン「バーミヤン」では、11月17日より「雲呑(ワンタン)フェア」を開催しています。本フェアでは、3種類の雲呑麺と薬膳火鍋を期間限定で楽しめるのだそう。なかなか耳にしない雲呑に着目したフェアが気になった筆者は、先日開催されたメディア向け試食会に参加してきました。

小籠包のように楽しめる 皮からこだわった本格雲呑

  • 「雲呑フェア」で登場した3種の雲呑麺

11月17日から12月14日まで、バーミヤン全店で開催されている「雲呑フェア」では、「海老雲呑麺」「豚雲呑麺」「雲呑入り汁なし坦々麺」の3種類の雲呑麺と「薬膳火鍋」がラインアップしました。中でも本フェアで開発されたという“海老雲呑”は、小籠包のように楽しんでほしいという思いから、のどごしやツルッとした食感を堪能できる皮を開発。そのワンタンとの相性を1番に考えたワンタン麺専用に細麺の中華麺を採用し、「海老雲呑麺」「豚雲呑麺」に使用しているのだそうです。

「海老雲呑麺」「豚雲呑麺」のスープは、鶏出汁と白醤油をベースにした塩清湯と、五香粉(ウーシャンフン)を加えて本場の味を再現した醤油清湯の2種類から選ぶことができます。「海老雲呑麺」には、食感と優しい味をより楽しめるよう塩清湯を、「豚雲呑麺」には豚の油の旨味を引き立たせる醤油清湯がオススメということで、その組み合わせで実際に味わってみました。

海老雲呑麺

  • 「海老雲呑麺」(934円)

手包みで作られた海老雲呑がたっぷりと入り、ちんげん菜とネギがトッピングされていました。塩清湯は透き通っており、海老雲呑を活かすようなホッとする優しい出汁の味わい。

  • 体に染み込む優しい味わいの塩清湯

スープとよく絡む細麺の中華麺はのどごしが良く、海老雲呑とも相性抜群です。

こだわりの雲呑を楽しむために、開発担当者オススメの美味しい食べ方を教えてもらいました。使うのは「海老雲呑麺」を注文するとついてくるネギ酢漬けと卓上に置かれている酢、醤油、ラー油の4つです。

まずは何もつけずに、そのままのツルッとした食感を味わいます。ぷりぷりの海老の食感も合わさり、噛んでいるだけで楽しくなります。口に広がるエビの旨みも濃厚です。

  • 海老雲呑の中のぷりぷりな海老

続いてネギ酢漬けを海老雲呑にかけてみると、よりさっぱりとした味わいに変化しました。

  • 小籠包を食べているかのように味変を楽しめる

最後に卓上に置かれたラー油と合わせて食べてみると、ピリッとした刺激が加わり、また一味違う楽しみ方ができます。

そのほかに卓上にある酢と醤油を合わせて酢醤油を作り、合わせてみるのもオススメなのだそうです。薄味のアレンジから徐々にインパクトのある味に変化させると、より味わいの違いがわかるので、好みの味変をみつけてみるのも面白いかもしれません。

豚雲呑麺

  • 「豚雲呑麺」(879円)

豚雲呑で覆われ、炙りチャーシュー、メンマ、煮玉子がトッピングされたボリューム満点の一品です。“醤油清湯”の茶色く透き通ったスープからは、中華料理の代表的な五香粉の香りが漂います。

早速、豚雲呑を食べてみると、醤油清湯によって雲呑に包まれた豚の脂の旨味がより引き立ちます。

  • ジューシーな豚雲呑

豚の油の旨味と五香粉が効いた醤油清湯との組み合わせは、満腹感とエネルギーをくれるので、力を蓄えたくなるランチで食べたくなる一杯でした。

雲呑入り汁なし坦々麺

  • 「雲呑入り汁なし坦々麺」(879円)

胡麻の風味と香り豊かな坦々麺に、豚雲呑がたっぷりとトッピングされていました。干し椎茸やザーサイが加わり、より本格的な味わいに仕上げているのだそうです。見た目が赤く、辛そうな印象を受けましたが、食べてみると胡麻の濃厚なコクとクリーミーな味わいが口いっぱいに広がります。

胡麻ソースが中華麺にも豚雲呑にもよく絡んでいるので、味のバリエーションや変化を楽しめました。「雲呑入り汁なし坦々麺」を注文すると黒酢ソースと花椒がついてくるのでさらなる味変も可能です。

10種類以上の香辛料をブレンドした本格薬膳火鍋

  • 「薬膳火鍋」満喫コース(2,419円)

1人前からコースで味わうことができる「薬膳火鍋」は、中国料理でよく使われる10種類以上の香辛料をブレンドし、本場に近い味わいを再現。ブレンドした香辛料以外にも赤スープには自社製のラー油を加え、白スープは白湯スープをベースに作られているのだそうです。さらにスープだけでなく、中国の家庭料理でよく食べられるラム肉をバーミヤンで初めて導入し、本場ならではの本格的な味に近づけています。

特選コース(2,089円)、満喫コース(2,419円)、鳳凰コース(2,749円)の3種類のコースがある中で、中間の満喫コース(2,419円)を食べてみました。

  • フツフツとしてきたらまずは固い野菜から入れる

美味しく食べる方法は、沸騰しすぎないよう軽くフツフツしている状態をキープし、まずは固い野菜から入れていきます。食べるときに邪魔にはなりますが、美味しいスープを保つためにもスパイスは取り除かない方が良いそうです。

  • お肉はしゃぶしゃぶで

お肉は食べたいタイミングでさっとしゃぶしゃぶで食べるのがベストなのだそう。オススメの食べ方であるタレをつけずにそのまま食べてみると、柔らかいお肉にしっかりとスープの味が染み込んでいました。赤スープは辛さが控えめなので、辛いものが苦手な人でも挑戦できそうです。

コースでは〆におじやか中華麺を選べるので、野菜やお肉から染み出した出汁を最後まで堪能することができます。

コースでお腹いっぱいになりますが、追加トッピングで豚雲呑を注文することもできるのです。

  • ラム肉、豚肉、豚雲呑なんて贅沢…

こだわりの火鍋スープとこだわりのワンタンとの組み合わせを楽しむこともできますよ。

“雲呑”と聞くと、ラーメンに添えられていたりスープに入っていたりと、今まで主役のイメージはなかったのですが、ここまで本場に近付けたものと出会い、小籠包と同じような立ち位置だということに気付かされました。お手頃な価格で本格的なものを食べられるという高コスパのフェア。気になる人はチェックしてみてくださいね。