一般社団法人 日本健康食育協会は11月15日、「食費」についての意識調査の結果を発表した。調査は11月4日〜5日、20歳以上60歳未満の子どもがいる女性998人を対象に行われたもの。
まず、「昨年と比べて、スーパーなどの食品販売店舗で値上げを感じるか? また、値上げにより家計への負担は大きくなったか?」という質問では、48.7%が「値上げを感じ、家計への負担はとても大きくなった」と回答した。
「値上げを感じ、家計への負担はやや大きくなった」(35.8%)と合わせると、84.5%が値上げにより家計の負担が増したと感じている事が分かった。
値上げを感じると回答した人に、値上げを感じる食品について尋ねてみた。すると、半数以上が答えたのは「食用油」(63.9%)や「パン」(56.6%)、「卵・乳製品」(50.2%)であった。
また、おかずとなる「肉・魚介類」(45.1%)や「野菜」(44.7%)、「加工食品(インスタント・レトルト・冷凍食品など)」(47.6%)や「調味料」(44.6%)、「小麦粉」(42.7%)の回答も目立っている。一方で、主食となる「米」に関しては16.8%にとどまっている。
家計の負担が増したと感じている人に、「食費についての意識として最も近いもの」を尋ねた。すると、「必要なもの以外はできるだけ買わない」が38.4%で最多となり、以下「割引されているものなど安価なものを中心に買う」が23.5%、「もともと節約を意識している」が12.0%、「まとめ買いする」が10.1%で続いた。
最後に、「食費の節約に効果的だと思う方法」を尋ねたところ、「外食を控える」(54.2%)、「お菓子やアルコールなどの嗜好品を控える」(33.7%)、「できあいのお惣菜を控える」(30.4%)の順に多い結果となった。