フランスのタイヤメーカーである日本ミシュランタイヤは11月18日、厳選した飲食店・レストラン、宿泊施設を紹介する 『ミシュランガイド東京 2023』(3,498円)を発売する。それに先駆けて11月15日、東京の全セレクションが発表された。

  • 『ミシュランガイド東京 2023』発表会に登壇した日本ミシュランタイヤ代表取締役社長 須藤 元氏、日本ミシュランタイヤ ミシュランガイド事業部 ブランドライセンス事業部 執行役員 本城 征二氏、コーポレートキャラクター ミシュランマン

「訪日外国人観光客の個人旅行解禁や全国旅行支援も始まり、人々の移動が活発化しています。外食を親しい方と共に楽しむことを待ちわびていた皆さんに、『ミシュランガイド東京2023』のセレクションをお届けします。ミシュランガイドお勧めの飲食店・レストランで、新たな発見と感動を味わっていただけることを願っています」と日本ミシュランタイヤ代表取締役社長の須藤 元氏。

今年は、32料理カテゴリー、総掲載数422軒を掲載。三つ星は12軒すべてが昨年の評価を維持した。

新たに二つ星で掲載された「明寂/Myojaku」(港区)は2022年4月に開業した日本料理店。一つ星から二つ星に評価を上げた飲食店・レストランは、フランス料理「セザン/SÉZANNE」(千代田区)。

新たな一つ星掲載店は、フランス料理「アマラントス/amarantos」(港区)、寿司「宇田津 鮨/UDATSU SUSHI」(目黒区)、日本料理「愚直に/Guchokuni」(新宿区)、日本料理「寅黒/Torakuro」(千代田区)など16軒(日本料理5軒、寿司4軒、イタリア料理1軒、イノベーティブ1軒、フランス料理4軒、中国料理1軒)が誕生した。新規ビブグルマンは、14の多様な料理カテゴリーの38軒が掲載された。

(1)素材の質、(2)料理技術の高さ、(3)味付けの完成度、(4)独創性、(5)常に安定した料理全体の一貫性のミシュランガイド独自の5つの基準により評価。三つ星(そのために旅行する価値のある卓越した料理)、二つ星(遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理)、一つ星(近くに訪れたら行く価値のある優れた料理)、ビブグルマン(価格以上の満足感が得られる料理)で表現される。

サステナブルガストロノミーを積極的に推進している飲食店・レストランを紹介する「ミシュラングリーンスター」は12軒。

自身の仕事やキャリアが手本となるようなシェフに授与される「メンターシェフアワード」には日本料理「神楽坂 石かわ/Kagurazaka Ishikawa」(新宿区)の石川秀樹氏、訪れる人を心地良くすることができるおもてなしに優れたスタッフに授与される「サービスアワード」は、日本料理「傳/Den」(渋谷区)の長谷川えみ氏が受賞した。

ミシュランガイドは1900年にフランスで初めて発行された。タイヤメーカーであるミシュランが当初ドライバーのために作成したガイドだった。1926 年に「おいしい料理を星の数で表す」評価法がスタート。現在では世界中で美食ガイドの代表格となっている。

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