パナソニックは11月14日、「家庭での電気代への意識や節電に対する工夫」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は9月22日~29日、1,295人を対象に実施した。
電気代の値上げを受けて、今年の夏は昨年と比較して電気代が気になったか尋ねたところ、88%が「そう思う」「ややそう思う」と答えた。「電気代が去年よりすごく高くなって、請求書を見てびっくりした」「例年と変わらない使い方をしていたのに、昨年より請求額が多かった」「電気代を意識せずに使用してしまったので、電気代の請求が恐ろしいことになりました」といった声が寄せられた。
電気代が気になる家電製品について聞くと、最も多い回答は「エアコン」(87%)だった。次いで「冷蔵庫」(36%)、「調理機器」(30%)、「照明器具」(28%)、「テレビ」(28%)、「洗濯機・乾燥機」(18%)という順になっている。
資源エネルギー庁の調査によると、家庭における家電製品の一日の電力消費割合は、エアコン、冷蔵庫、照明で5割以上を占めているという。電力消費割合の大きい家電の節電をすることは、省エネのポイントになるとのこと。。
同社は、24時間365日通電をしている冷蔵庫の省エネポイントとして、「冷蔵庫の使用年数を確認」を挙げた。最新のモデルであれば省電力化が進んでいるだけではなく、節電モードも搭載されている。5~10年以上使っている場合、そのような機能が搭載されていないため、買換えを視野に入れることも重要とのこと。
また、冷蔵庫の使い方の見直しをすることも大事だという。「冷蔵庫の上に物を置かない」「周囲に放熱スペースを確保する」、「冷気の吹出口や吸込口をふさがない」「熱い食品は冷ましてから入れる」「食品を詰め込みすぎない」「ドアの開閉は少なく短くする」といった使い方を心掛けることで、節電につながるとのこと。