マイナビは11月14日、「アルバイト募集時の平均時給データ(2022年10月度)」を発表した。同調査は10月1日~31日、アルバイト・パート求人情報サイト『マイナビバイト』に掲載された全国47都道府県の求人広告データを集計した。
2022年10月の全国平均時給は1,152円で、前月比・前年同月比ともに増加し(前月比:+12円、前年同月比:+15円)、過去最高額を更新した。
職種(大分類)別では、調査開始以来はじめて全職種で平均1,000円超となっている。10月に最低賃金が過去最大の上げ幅で改定されたことが、全職種1,000円超につながったものと考えられるという。
求人件数は前年同月比1.7倍となり企業の採用意欲は上昇傾向にある。
エリア別平均時給では、「九州・沖縄」が1,041円(前月比:+25円、前年同月比:+40円)で、6カ月連続平均1,000円以上で推移し、過去最高額を更新した。「北海道・東北」が1,028円(前月比:+11円、前年同月比:+32円)、「中国・四国」が1,017円(前月比:+9円、前年同月比:+23円)、「東海」が1,115円(前月比:+6円、前年同月比:+24円)で、全7エリア中4エリアで過去最高額を更新した。
2022年10月の三大都市圏(首都圏・東海・関西)の平均時給は1,193円で過去最高額を更新した。アパレル・ファッション関連の平均時給は1,058円(前年同月比:+61円)で過去最高となっている。求人件数では、前年同月比で2.9倍に増加した。